高校受験の学習計画、カギを握る夕食前の時間の使い方とは

高校受験の学習計画、カギを握る夕食前の時間の使い方とは高校受験を控える中学3年生にとって、受験生活の第一歩となるのが学習計画づくりだ。学習の基本となる年間計画、週間計画、日課表のうち、年間計画を実行していくために大切な週間計画と日課表について、安田教育研究所の安田理氏に具体的にアドバイスしてもらった。

 

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週間計画は、部活や塾など各曜日の予定を考慮してつくります。日曜日は、遅れを調整する予備日にしましょう。日課表は、必ず本人と保護者で相談しながら作成してください。食事や入浴時間が一定しないと学習リズムはつくれないので、家族の協力が不可欠です。また、家族と日課表を共有するとよいですね。日課を自ら宣言すると、やらざるをえない気持ちになるという利点もあります。

 

学習時間は1日3時間ほど確保したいものですが、これまで学習習慣がなかった、あるいは1時間程度しか勉強してこなかったという子どもが、急に3時間やろうとしても無理がきます。1学期は1時間~2時間とし、徐々に増やしていくなど、無理のない計画を立てましょう。よくできる子どもは、夕食前のスキマ時間を上手に活用している場合が多いです。計算や漢字練習など、短時間で取り組みやすいことを夕食前にやると気持ちにはずみがつき、夕食後の学習がはかどります。

 

学習する時間帯は、早めに就寝して朝食前に1時間勉強する、夜の方が集中できるのであれば朝はゆっくり眠るなど、さまざまなペースが考えられます。朝型・夜型は体質や性格によるので、本人にまかせましょう。ただし、7時間以上の睡眠は不可欠です。

 

保護者は、志望校の内申書と学力検査の比率を早めに確認するなど、情報面でフォローしましょう。本人に「過度な期待をかけない」ことも大切。自分から計画的に学習を進められる中学生は一握りです。自分で学習計画を立て、調整していくことで、目標に近づくにはどうすべきかがつかめてくることもあります。子どもたちの挑戦を見守りましょう。

 

 

出典:合格の計画を立てる! 日課表は保護者と一緒につくる![高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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