算数「相当算・売買損益(2)」[中学受験]

問題5
原価1000円の商品を2割の利益を見込(こ)んで定価をつけましたが、仕入れた個数の5分の1しか売れませんでした。そこで、残りをすべて定価の1割引で売ったところ、売り切ることができて、利益は全部で3640円となりました。仕入れた商品の個数は何個ですか。
(岡山中 2007年)
<問題5の考え方と答え>

この問題では、仕入れた商品の個数を数字で表しましょう。



まず、定価を求めましょう。
原価1000円に2割(わり)の利益を見込(こ)むので、定価は?

    1000 × 1.2 = 1200(円)  ですね。

利益が全部で3640円になったことから、利益を、□を使って表しながら考えていきましょう。
最初に売れた分の利益は?

    

次に、残りを売ったときの値段(ねだん)は?

    1200 × (1 − 0.1) = 1080(円)  です。



    

利益を合わせると、

    



    

だから仕入れた個数は、

    
(答え) 35個


いかがでしたか?
この2つの単元も、基本的な問題を着実に解けるようにしておけば、応用問題もおそれることはありません。

個数や金額を(1)などとして考えていくことが、少し抽象的(ちゅうしょうてき)でわかりづらいかもしれませんが、これも練習です。慣れるまでくり返してくださいね。

得意単元になれば、問題を解いていくのが幸せになります(ちょっとおおげさかな?)




合格総理大臣 ミスター・ツカム




プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

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