算数「速さ(旅人算・通過算)」[中学受験]
問題3 |
2.7km離れたA、B、2地点間を関君は分速120mで往復を繰(く)り返しています。同じところを西君は分速60mで歩いていますが、関君と出会うたびに、西君は進行方向を180度変えます。今、二人同時にA地点を出発したとすると、二人が3度目に出会うのはA地点から何kmの地点でしょう。 (関西学院中 2008年) |
<問題3の考え方と答え> |
この問題もある区間を往復します。ただし出会った一方が方向転換(てんかん)しますね。 これも3度目に出会うまでの図を正確にかいてみましょう。こうなりますね。 1度目の出会いから順を追って見ていきましょう。 1度目は、「2人の速さの和」の速さで進んだとき、つまり 2700 × 2 = 5400(m) の道のりを進んだ地点で出会います。 このときかかった時間は、 5400 ÷(120 + 60)= 30(分後) A地点から出会った地点までの道のりは、西君が進んだ道のりと等しいので、 60 × 30 = 1800(m) → A地点から1800m のところです。 2度目。 1800 × 2 = 3600(m) の道のりを進んだ地点で出会います。 3600 ÷(120 + 60)= 20(分後) 場所は、A地点から1800mのところから、西君が1度目から2度目に進んだ道のりをひいたところなので、 1800 − 60 × 20 = 600(m) のところです。 3度目。 (2700 − 600)× 2 = 4200(m) の道のりを進んだ地点で出会います。 これは、A地点から600mのところで、西君が2度目から3度目に進んだ道のりをたしたところなので、 |