キャビンアテンダントってどんな職業? どうすればなれる?
世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「キャビンアテンダント」を取りあげます。
キャビンアテンダントとは?
大型旅客機などに搭乗して乗客の身の回りの世話をするのが「キャビンアテンダント」です。日本語では、「客室乗務員」とも呼ばれています。テレビドラマなどで取りあげられる機会も多いため華やかなイメージがありますが、緊急時には乗客の命を預かる大変な任務を果たさなければなりません。
キャビンアテンダントの仕事の内容
乗客が旅客機に乗り込むときは、機内で出迎えるとともに安全に搭乗できるよう周囲に気を配ります。飛行中は求めに応じて食べ物、飲み物を座席に運び、具合の悪くなった人がいればそのお世話をすることもあります。
緊急着陸など、飛行中にアクシデントが発生した場合は、パニックが起きないよう乗客をなだめつつ安全な対処法を指示します。
キャビンアテンダントになるための必要な資格
国内外の航空会社が行う採用試験に合格することでキャビンアテンダントへの道は開けます。ただし、近年、正社員としての採用を控えた会社が多く見られ、最初は契約社員としてスタートしなくてはならないケースもありました。
海外と日本を行き来することから、外国人を相手に接客することも少なくありません。このことから、試験では筆記、面接のほか英会話のスキルも試されます。キャビンアテンダントの養成スクールを卒業してから受験するのもひとつの手段です。
キャビンアテンダントの将来性は? どんな性格の人に合っている?
航空業界では、競争激化によるコスト削減のためキャビンアテンダントの契約社員化を進めたことがありました。限られた条件の中でいかに満足の行くサービスを提供できるか、より手腕が問われる立場になっているともいえます。
地上から離れ、長時間空の上で勤務することから、体調をしっかり管理できる健康な肉体を持つ人に向いている職業です。相手にする乗客は、国籍や年齢、宗教など条件が異なる人々が大勢います。優れたコミュニケーション能力と、さまざまな国の文化や価値観を受け入れられる国際感覚が必要です。