パイロットってどんな職業? どうすればなれる?
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世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「パイロット」を取りあげます。

パイロットとは?
旅客機などの航空機を動かす操縦士のことを「パイロット」といいます。乗客を無事に目的地まで届けるのが役割で、責任の重い職業です。大型航空機では、通常は1機の航空機に機長と副操縦士の2名のパイロットが乗り込み操縦を行います。
パイロットの仕事の内容
機長と副操縦士では仕事の内容が少し異なります。機長は航空機の操縦以外にも、乗務員全員の最高責任者として、部下に飛行や乗客の安全のために必要な指示を出すのが務めです。副操縦士は地上の航空管制官との通信、計器類のチェックなどを行い、機長を補佐します。
パイロットになるための必要な資格
一般的な方法は、「航空会社が運営するパイロット養成校に訓練生として入学する」か、「航空大学校を卒業する」という二通りの道があります。多くの場合、パイロット養成校は大卒者以上、航空大学校は短大か高専卒者、大学2年修了者であることが入学の条件です。
さらに、大型旅客機のパイロットをめざすなら、国土交通省が管轄する国家資格を取得しなくてはなりません。パイロットにかかわる国家資格は、定期運用操縦士、准定期運用操縦士、事業用操縦士、自家用操縦士の4種あります。副操縦士になるには、少なくとも事業用操縦士、もしくは准定期運用操縦士の資格が必要です。機長になるためには定期運用操縦士の資格に加え、操縦する航空機の種類によっては国土交通大臣から機長認定を受けなくてはなりません。
パイロットの将来性は? どんな性格の人に合っている?
航空会社間の競争の激化によって、パイロットを取り巻く環境も激しく変化しています。自社のパイロット養成校を閉鎖して外国人パイロットを採用する航空会社の動きもあり、パイロットをめざすならこうした業界の変化をしっかり認識しておく必要があるでしょう。
空の上では、いつどんなアクシデントが起きるかわかりません。いかなる状況でも冷静に対処する判断力が求められます。常に体調を整え、フライトの前には万全の体制を敷くことができる自己管理能力のある人が向いています。
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