入試期間中はこんなことを心がけて 出願以降の過ごし方[高校受験]
■打てる手は先に打っておく
出願も終わり、いよいよ本番当日まであとわずか……緊張と不安でいっぱいな日々を送る保護者のかたも多くいらっしゃるかと思います。当事者であるお子さまの様子はいかがでしょうか。できる限りお子さまにとって、よいコンディションで試験に送りだしてあげたいものです。そこで、入試本番までにしておきたいこと、受験をひかえるお子さまへの対応についてご紹介します。
■極力普段どおりに
出願が終わると、いよいよ本番ということでお子さまも保護者もだんだん緊張が高まってきます。お子さまのプレッシャーもかなりなものがあると思います。お子さまの表情が硬くなっていたり、気持ちが落ち込んでいたりすると、気分転換させようと、映画を見に行ったり、講演に連れ出したりする保護者がたまにいますが、そんな特別なことをすると余計にプレッシャーがかかるものです。インパクトの強い映画だったりすると、いつまでもそれが残像になったりもします。
「普段と違う特別なことはしない」、この時期は極力普通に過ごすことが鉄則です。また、入試でいちばん怖いのは、本番当日体調を崩して力を発揮できないことです。今年はインフルエンザが例年より早い時期から流行していますから、お子さまだけでなく家庭内で必要のない外出は避けるようにしてください。また、ノロウイルスも心配です。手洗い、うがいなど、本人だけでなく家族全員がそろって実践することが大切です。
■別のルートの確認
近年、大都市圏では鉄道会社の相互乗り入れが以前より格段に増えています。そのためどこかでのちょっとした人身事故、車両点検等で以前より頻繁に運休、遅延が起きたりしています。試験当日、予定していた交通手段が止まるようなことがあるかもしれません。そうした万が一のために、今のうちにインターネットで別のルートでの行き方を調べておくといいでしょう。できればそのルートで1回お子さまと保護者とで受験校まで実際に行ってみるといいのですが……。
乗車カードなどを利用するかたはチャージもしておくこと。当日不足が出て精算機に並ばなければならなくなると、受験生が多い学校では長い列ができて、とんでもなく時間がかかり、余計な焦りが生まれてしまいます。そうしたことのないよう、今のうちに打てる手は先に打っておくようにしてください。