小学生の塾や習い事──4年生からスポーツより勉強

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【図5 スポーツ活動のランキング (小学生・性別)】
図5 スポーツ活動のランキング (小学生・性別)


注1 各活動の平均月額は、該当の活動をしている人のみ。
注2 ( )内はサンプル数。



【図6 芸術活動のランキング (小学生・性別)】
図6 芸術活動のランキング (小学生・性別)


注1 各活動の平均月額は、該当の活動をしている人のみ。
注2 ( )内はサンプル数。



●スポーツはスイミングとサッカー。芸術活動は楽器の練習・レッスン
小学生がやっているスポーツ1位は男女ともにスイミング(35.5%)で、3人に1人が習っています。2位はサッカー・フットサル(10.7%)ですが、男の子がメーン。この二つが小学生のやっている2大スポーツと言えます。
芸術活動は楽器の練習・レッスンが24.3%で突出。こちらは女の子の数値が高くなっています。2位の絵画/造形3.5%、3位のバレエ3.3%と2位以下は少数です。


(4)4年生以降に学習にシフトする、親の意識や支出の重点。中学受験層の影響も

親の意識調査で「運動やスポーツをするよりもっと勉強してほしい」という回答が多くなるのは小4ぐらいから。また、学校外教育の何に重点を置いて支出しているかを見ても、小3までスポーツへの支出が最も多く、小4以降は塾などの教室学習の費用に中心が移るようになります。

さらに、私立や公立中高一貫校を目指して受験を決める時期は、小4で24.4%と急激に高まります。中学受験予定者は低学年のうちはスポーツ・芸術活動をやっている割合が非常に高いのですが、学年とともにスポーツ・芸術は減少し、高学年では学習中心にシフト。一方、非受験予定者はスポーツと家庭学習が6年間通じて人気があり、教室学習は学年と共に増加。スポーツ・芸術活動もどちらかといえば増加傾向になります。

「そろそろ勉強を」という親の意識変化や中学受験の影響などから、塾や習い事の見直しをする……、その時期が小4あたりにある、と言えそうです。


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