夏休み受験勉強計画表「長期」「週間」「日課」の3プランが重要

有効に過ごしたか否かで学力に大きな差が生まれてしまうことも珍しくないことから、「受験の天王山」といわれることも多い夏休み。そこで、夏休みを効果的に過ごすため方法について、安田教育研究所の安田理氏は以下の3つのポイントをあげて解説する。

 

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【長期プラン】
一例を挙げますと、30日間ないし40日間を、最初の2週間で「宿題」と「これまでやってきたことの総復習」をやる、8月上旬から中旬の2週間で「苦手教科、苦手単元の克服」をする、最後の1週間で「2学期の予習」をするといったように、各期間の学習の重点目標を設定するのです。

 

夏期講習に通うのであれば、講習期間中は家での勉強も講習の予復習をしっかりやり、夏期講習でやったことはあとでやり直さなくてもいいくらい、しっかり身に付けることに集中するといいでしょう。

 

【週間プラン】
週間プランを設ける理由は、計画というものは誰しもが理想的な机上プランを立てがちで、必ず予定が狂うからです。ですから、ずるずると遅れを引きずらないように、1週間ごとに予備日を設け、遅れた部分はこの日にやりきるようにします。夏はどうしても暑さでだらけがちだったり、予定外の来客があったりするので、この予備日が絶対に必要です。1週間でやる予定の分量も、最初から7等分でなく6等分しておくのです。

 

【日課表】
家にいる時間が多い夏こそ、毎日決まった時間に起床、食事、勉強、風呂、就寝することが大原則です。保護者のかたご自身もこの気持ちを強く持っていないと、夏休みは暑さや誘惑に負けてつい生活自体がだらけてしまいます。

 

夏休みも学校に行っている時と同じ時間に起き、午前中4時間は勉強しましょう。その分午後は自由時間にして、趣味、お稽古事、スポーツ、読書など息抜きに充てます。夜の勉強は2時間くらいを目安にします。夏はどうしても体力を消耗しますから、睡眠を普段より1時間くらい多く取りたいものです。

 

出典:「夏休み計画表」が受験に効果的な夏をつくる -ベネッセ教育情報サイト

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