「節電」について調べ、電気と私たちの暮らしのかかわりを考えてみよう

親子でやってみよう

「消費電力量」を調べ、節電の方法を考えてみよう!


「消費電力」の大きい家電の使用時間を控えめにして「消費電力量」を抑えることが「節電」につながります。節電の目標を具体的に設定するためには、「消費電力」や「消費電力量」を確認することが効果的です。家電に記載されている「ワット数」や、電気料金の明細などを見て、それぞれの家電の「消費電力」や、ご家庭の「消費電力量」はどれくらいなのかを調べてみましょう。

この時、
・消費電力量(kW時)= 消費電力(kW)× 時間(時)
・1kW = 1,000W
ということをまず頭に入れておきます。
たとえば、600W(0.6kW)のドライヤーを使う時間を1日3分間減らすことを1か月続けると、3分×30日=90分=1.5時間 だから、1か月で 0.6kW×1.5時間 = 0.9kW時 の節電になる、などとイメージできます。

日本での電気の使用量のピーク期間は、「7~9月の日中」ですので、このピーク期間に家庭でできる節電方法を親子で話し合ってみましょう。ちょうど夏休みにも重なるので、1日を通して取り組めそうなことを考えて、実行してみるのもオススメです。上でご紹介した方法で実際に計算してみたり、後日、電気料金の明細を使って、前月や昨年同月と比べてみたりすると、成果がわかりやすいでしょう。

また、家庭での「消費電力量」の多いエアコンの使用時間を控えることが「節電」への大きな一歩です。たとえば、涼しい時間・照明を使わなくてもいい時間に勉強をする、扇風機を使用する、打ち水をするなど、ご家庭それぞれに工夫できることがあるはずです。今年の夏だけと限らずに、継続的に取り組むことも大切です。また、ヘチマやゴーヤなどのつる科の植物で作るグリーンカーテンなど、事前の準備が必要なものもあります。夏休みに少しでも涼しく過ごす方法を、今から話し合ってみてはいかがでしょうか。


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