福岡県 高校入試制度・出題傾向(平成23年度)

福岡県の公立高校入試制度(平成23年度)

内申書情報一般入学者選抜推薦入学者選抜
内申点は、中三の成績のみ(9教科5段階で評定され45点満点)だが、中一・中二の評定や観点別学習状況も内申書に記入され、合否判定の際、重要な資料となる。

学力検査点(5教科300点満点)と内申点の両方が高い人から合格が決まる。一部の高校の学科・コースでは、「加重配点」や「加重評価」、「個性重視の特別試験」を実施する。数学の「追加問題」(30点満点)を実施する高校・学科もある。すべての高校で実施され、中学校長の推薦が必要。合否判定は、内申書、志願理由書、面接などの結果を総合して行われる。高校・学科・コースによっては、作文や実技試験を実施。

福岡県の公立高校入試傾向(平成23年度)

英語
入試傾向
25語以上で書く英作文が3年連続で出題!
基本的な構成は例年どおり。大問1はリスニング。大問2は対話文に適切な文を補充する文法問題で、大問3は対話文読解。大問4は長文読解で、下線部の内容を日本語で説明する問題などが出たよ。大問5では、内容を自分で考えて、25語以上の英文を書く問題が出たんだ。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
数と式の大問が2問出題されたことがポイント!
大問1は小問集合。大問2は2次方程式の文章題。大問3は奇数に関する式の証明問題。大問4は表とグラフをもとに考える関数の問題。大問5は平面図形。大問6は空間図形の問題。一部の学校で追加問題として、確率の問題と、証明問題を含む平面図形の問題が出たよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
本文の内容を図で示した問題が特徴!
大問構成に変化はないよ。大問1は説明的文章、大問2は漢文の書き下し文、大問3は随筆、大問4は作文だったよ。大問2で本文の内容をまとめた図を使った問題が出ていたよ。 大問4の作文は、手紙の中から書き直す箇所を指摘して、さらに自分の考えを書く問題が出たよ。
過去3か年はこれが出た!
理科
入試傾向
実験観察の問題が多く、文章記述問題が出た!
大問は物化生地からそれぞれ2問ずつの計8問の出題で、実験観察の問題が多かったよ。短文のものを含めると、大問7を除くすべての大問で文章記述の問題が出た。文章記述の出題内容は、大問5の月食が起こる理由を書くというように、理由を書くものが中心だったよ。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
3分野ともに、文章記述問題が出ている!
大問1・2は歴史、大問3・4は地理、大問5・6は公民が出題されたよ。3分野で文章記述問題が出題されているので、文章を簡潔にまとめる力をつけておこう。地理では複数の資料を読み取る問題が出題されているので、正確に資料を読み取る力も必要。作図問題も出題されているよ。
過去3か年はこれが出た!

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