インフルエンザと受検に勝つ! 大事なシーズン、冬を賢く過ごすノウハウ特集!

さて、こうした乾燥した空気がウイルスの流行を許したり、体の抵抗力を弱める原因となるため、冬は意識的に行う加湿が特に重要です。一般的に冬の快適な湿度は40%程度といわれています。皆さんのご家庭でも何らかの加湿対策を行っているのではないでしょうか。
加湿にも、加湿器を使った方法から、部屋の中に洗濯物を干したり、お風呂から上がったあと、浴室のドアを開けたままにしておくなど、いろいろ考えられます(過度の加湿は結露やカビの原因となりますのでご注意を)。
また、部屋全体ではなく、お子さまの周囲だけを加湿する方法もあります。ぬれマスクや、アコーディオンのようなじゃばら状の特殊なフィルターに水を含ませて自然に水分を放出させる、電気不要の簡易加湿グッズなど、最近はいろいろなアイデア商品も市販されていますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

受検本番の時期を迎えると、受検生のいるご家庭では緊張が高まってくることかと思います。受検に必要な力は日々の積み重ねから得られるものです。直前こそ、いつものリズムを崩さず、普段どおりの生活を維持することが大切です。
最後になりますが、インフルエンザや冬の寒さに負けない体をつくる10か条を受検生応援のエールとして贈ります。
体調管理をしっかり行い、万全の調子で受検日を迎えることができるよう、心からお祈りいたします。


直前の体調管理のための10か条

  • 質のよい睡眠をとり、規則正しい生活をする(寝具や室温・湿度に気をつけ、真っ暗な中で夜間にきちんと眠れる環境を整える)
  • 栄養バランスのとれた食事をとる(旬の食材を使った体を温めるメニューを)
  • うがいや手洗いをしっかりと行う(石けんや消毒剤を使ってウイルス対策を)
  • 外出時にはマスクをする(ぬれマスクが効果的。高機能マスクもおすすめ)
  • 加湿したり、定期的に換気するなど、住まいを快適に整える
  • 疲労やストレスに気をつけ、適度な運動を行う(上手な気分転換でメリハリの効いたリズミカルな生活を)
  • できるだけ人ごみには出かけない(特に混雑した閉鎖空間は厳禁)
  • 衣類は重ね着をすることで体感温度に合わせて調節できるようにし、汗をかいたり、冷えたりしないようにする
  • 早めにインフルエンザの予防接種を受ける(できるだけ家族全員が望ましい)
  • 万一体調を崩してもクヨクヨしない。できる限り力を出しきれるような努力を(インフルエンザでも保健室など別室で受検できることもあるので学校に相談を)

悔いのない受検を!


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「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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