「新型インフルエンザ」の脅威と対策について考える
適性検査ではこう問われる
新型インフルエンザや健康をテーマに自分の考えを表現したり、グループで考えたりする
公立中高一貫校の適性検査では、与えられたテーマに関して、自分の意見や理由を具体的な経験をもとに考え、表現する問題がよく出題されます。社会的に大きな話題となった新型インフルエンザに関しても、新聞やテレビの報道のほか、予防のために行った体験などをもとに、自分の考えを書く作文や、予防を呼びかけるポスター作りなどの出題が予想されます。
2009年度の神奈川県立中等教育学校(平塚中等教育学校、相模原中等教育学校)の適性検査では、普段の生活で「もったない」と感じることについて、それを減らすための呼びかけの言葉を、グループでの話し合いを通じてつくる検査が実施されました。新型インフルエンザも、こうしたグループ活動による検査の課題のひとつとして取り上げられる可能性があります。
親子でやってみよう
強力な新型インフルエンザが流行したらどうするか家族で話し合い、行動計画表などの形でまとめる
新型インフルエンザは、場合によってはたくさんの人の命を奪いかねません。お子さまにとっても身近なテーマではないでしょうか。
そこで、強力な新型インフルエンザが流行したらどうするか、家族で話し合う機会をもつことをオススメします。右の表のように、新型インフルエンザ発生前、海外で発生した場合、国内で感染者が確認された場合、市内で感染者が確認された場合など、いくつかの段階を想定して、それぞれの家族がどういう行動をとるか、具体的に考え、計画表のような形でまとめるのです。このように、ただ考えるだけでなく、なんらかの成果物としてまとめる経験が、本番の適性検査でも役立つのです。