千葉県立千葉中学校「第2回千葉中アカデミア」ルポ

わたしたちの調べたこと、みんなに伝えたい!

自ら課題を見つけて調べ、考え、それをわかりやすく伝える力の育成は、多くの公立中高一貫校で取り組んでいるポイントのひとつです。そのために実際にどんな教育が行われているのか。平成21年3月18日に行われた千葉県立千葉中学校の「第2回千葉中アカデミア」の模様から探ってみました。


6つのテーマごとにポスターセッション形式で発表

桜の開花にはまだ早い3月中旬、肌寒い風に身を縮めながら、千葉県立千葉中学校の体育館に一歩足を踏み入れると、そこは、ひと足先に春の暖かさがあふれていました。館内のあちこちに模造紙で作ったポスターがはられ、集まった人たちに生徒たちが説明をしています。どの表情も真剣ですが楽しそう。千葉中の代表的な取り組みのひとつである「千葉中アカデミア」が行われているのです。

千葉中では、「総合的な学習の時間」を利用して、「ゼミ」と呼ばれる学校独自のカリキュラムを行っています。国際理解、福祉・医療、産業・情報、環境、人間の各分野でテーマが設けられ、一人ひとりがそれに沿った個人テーマを設定して、調査・研究を実施。自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、問題を解決する資質や能力を育てていきます。「千葉中アカデミア」は半年に一度行われるその発表会で、研究成果の披露を通じて、プレゼンテーション能力を育成することが目的です。今回は、1年生の平成20年度の後期(第2回)発表会を取材しました。



当日は、体育館内を5分野6テーマ(下表参照)ごとのスペースに分け、各テーマで同時に3〜4人程度が、参観者(先生・生徒・保護者・外部講師など)を相手に、ポスターセッション形式で発表をしていきます。持ち時間は40分間。発表者は自分のポスターの横に立ち、ポスターに興味をもった参観者が何人か集まったら、各自の判断で発表を始めます。1回の発表はだいたい5分間程度で、終わったら参観者は別の発表へと自由に移動します。発表者は再び参観者が何人か集まったら発表という流れを何度もくり返し、40分間が過ぎたら終了。10分間の休憩中にポスターをはり替え、次の発表者へとバトンタッチします。こうしたセッションが3回行われたあと、先生たちと外部講師が審査して各テーマから1作品ずつ優秀作品を決定。選ばれた生徒たちは、参観者の前で一人ずつ発表を行い、さらにそこから最優秀作品1作品が選ばれます。




プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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