受検に有利って本当!? ボランティア活動について知ろう!
ボランティアで課題発見力・課題解決力を磨く!
ボランティアは誰かに強要されて取り組むものではありません。また、お子さまが一度ボランティアをしたからといって、直ちに公立中高一貫校の受検に有利になるというわけでもありません。大切なのは、ボランティア活動を通じて、自分の生活の中で課題を見つけて解決策を考えたり、相手の立場に立って考えたりできる豊かな心を育むこと。ですから、お子さまに「受検に有利だからボランティアをしなさい!」と無理強いしたところで、子どもの課題発見力や課題解決力を伸ばすことはできません。保護者のかたは、お子さま自身がボランティアに興味を持ち、自主的に活動に参加できるような働きかけをしてみてください。
親子でやってみよう
あなたの地域や学校で行われているボランティア活動には、どんなものがありますか? ホームページや自治体の広報紙などで調べてみましょう。また、そのボランティアの活動内容を調べましょう。
- ●どんなことをしているのか
- ●いつからやっているのか
- ●何のためにやっているのか
- ●どんな人が参加しているのか
- ●活動頻度は?
ボランティアの種類は? 自分にできることはないか考えてみよう
「ボランティア」と一口に言っても、さまざまな活動があります。代表的な取り組みを紹介します。
- ●収集…使用済みの切手やテレホンカード、衣類、毛布など
- ●募金…自治体や学校、団体が主催する募金など
- ●環境保全…ごみ拾い、植樹、公園や道路沿いの清掃など
- ●イベントへの参加…チャリティーバザーやフリーマーケットなどでいらなくなったものを売る、または買い物をする、地域のお祭りのお手伝いをする
- ●高齢者、子ども、障害のあるかたのサポート…福祉施設の訪問、幼児の遊び相手、点字、手話など
- ●国際交流…外国の人との交流、日本文化を伝えるなど
- ●災害支援…台風や地震で被害を受けた地域でのお手伝い、生活用品や食料品などの送付
- ●その他…地域文化の伝承、献血、動物愛護、交通安全活動など
上の取り組み例の中に、自分の住んでいる地域で行われている活動、テレビや新聞で見たことがある活動があるのではないでしょうか? 新聞の地方欄や自治体の広報紙、掲示板、ホームページなどに募集が出ている場合もあります。夏休みを利用して取り組んでみてはいかがでしょうか。
親子でやってみよう
- 夏休みに1日ボランティアをするとしたら、何をしますか? 取り組みたいボランティアを1つ挙げ、その理由を話してみましょう。また、そのボランティアをするうえで、大切なことは何か考えてみましょう。
- あなたは幼稚園で園児と一緒に遊ぶボランティアをすることになりました。あなただったら、「絵本の読み聞かせ」と「ボール遊び」のどちらをして遊びますか? また、その遊びを選んだ理由を200字以内でノートに書いてみましょう。