算数「点の移動・図形の移動」[中学受験]

問題4
図右の図のように、角の大きさが30°、60°、90°の三角形ABCが頂点Cを中心にして回転し三角形DECの位置にきたとき、辺ABと辺CEは平行になりました。

(1)角χ の大きさは何度ですか。
(2)辺BCの長さが8cmのとき、しゃ線部分の面積は何cm² ですか
(函館ラ・サール中 2007年)
<問題4 (1)の考え方と答え>
図

辺ABと辺CEが平行になることから、角aは90°であるとわかります。よって、角χ は、

    90° + 60° = 150°
(答え) 150°
<問題4 (2)の考え方と答え>
まず辺ACの長さを求めておきます。


三角形ABCは正三角形を2等分した形だから、
辺ACは辺BCの半分で、4cmです。

この形(90°・ 60°・ 30°)の直角三角形の
特ちょうを覚えておきましょう!


では、しゃ線の部分の面積を求めていきます。

「半径8cm、中心角150°のおうぎ形の面積 + 三角形DECの面積の和」

ここから、
「半径4cm、中心角150°のおうぎ形の面積と、三角形ABCの面積」をひくと、しゃ線の部分の面積です。



三角形ABCと三角形DECは同じ面積ですから、



 = 62.8
(答え) 62.8cm²


ここでも、「× 3.14」は最後にかけました。
この単元では工夫する計算がよく出てくるので、しっかり練習してくださいね。

プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

子育て・教育Q&A