中学受験における保護者の役割について【中学受験の基礎知識】

中学受験は保護者の受験と言っても過言ではありません。
一部の子どもを除いては、自発的に中学受験を志し、自分に合った学校を自ら探し出して、遊ぶ時間をコントロールしながら受験勉強をするというのは不可能に近いことです。

受験勉強については塾に任せてもよいとしても、「なぜ中学受験をするのか」「どの学校が合っているのか」については保護者がリードする必要があります。
まず、するべきことは十分な話し合いです。
子どもが納得しないままで受験させるのでは、子どもには反発とストレスばかりが溜まり、勉強にも身が入りません。納得を促す場合も、決して押し付けるのではなく、最終的には子ども自身に選ばせるように話をもっていければベストでしょう。
子どもがどうしても嫌と言うのであれば、しばらく時間をおいてみるのも必要なことです。子ども自身がその気にならない3年間よりは、本人もやる気になった1年間のほうがずっと成果が上がるからです。

次に、保護者ができることは学校についての情報提供です。
事実やデータといった客観的情報だけではなく、一緒に学校説明会に行くことや、文化祭・体育祭などの学校行事の見学に行くことなども大切な情報提供です。

それから、体調管理・健康管理も保護者の重要な役割です。
受験は冬の最も寒い時期に本番を迎えます。
食事や生活習慣に気を配るのはもちろん、時には無理を押してがんばりすぎることがないように歯止めの役割も必要になるでしょう。

そして最後に最も重要なことは、何もしないということです。
入試結果から最も影響を受けるのは受験生本人ですし、受験で最も苦しんでいるのも本人なのです。
そのことを踏まえて我慢強く見守ることが必要でしょう。
もちろん、子どもが助けを求めてきた場合にはこの限りではありません。

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