<Challenge English> 英語スピーチコンテストグランプリ受賞者3人に聞いた!英語での発信力をアップするコツ
- 新課程の英語特集
2020~2022年度にかけて施行された小学校・中学校・高等学校の英語の学習指導要領では、「聞く」「読む」「話す(やり取り:interaction)」「話す(発表:production)」「書く」ことの4技能5領域をよりバランスよく育成し、実際のコミュニケーションに取り組んでいけるような力を重視するようにと、目標を掲げています。中でもいちばん力をつけるのが難しい「話す力」はどのような学習をすれば身につくのでしょうか。
2021年12月~2022年3月に<Challenge English>で実施した英語スピーチコンテストのグランプリ受賞者と、スピーチコンテスト審査員の先生方に英語発信力(話す力)をどのように身につけていけばいいのかを伺いました。
グランプリ受賞者3人に聞いた! 英語発信力(発表する力)アップのコツ
中1 Yurayurarinさん 「毎日、本物の英語にたくさん触れること!」
Yurayurarinさんの英語力を培ったのは、4歳から毎日続けているオンラインレッスン(25分/回)と毎日視聴している動画サイトの英語動画。日本のアニメの英語吹き替え版や、外国人が日本の商品を紹介しているコマーシャルなどがお気に入りだそうです。英語で話すときに気をつけているのは、先に頭の中で話すことを英語で組み立ててから口に出すこと。そうすることで、自分の話すことに自信が持てると教えてくれました。
スピーチでは、外国人の友だちとSkypeでお誕生日祝いをしたことを、自分の体験をふまえて生き生きと自信をもって語ってくれました。
A部門「2021年のお気に入りの思い出」
中3 Ariさん「心がけているのは、自分の考えを知っている言葉で頭の中で整理してから、口に出すこと」
Ariさんは、月2回受講している外国人の先生とのオンラインスピーキング*で、自分の意見を考えて口に出す経験を常にしてきたことが英語で発表する力につながったと感じているそうです。自分の考えを頭の中で整理し、原稿に整理してから口に出すことを心がけるだけで「発表する」内容に違いが出ると教えてくれました。
スピーチではZoomを使った海外交流プログラムに参加したときの経験をもとに、オンライン技術の向上が実現できる未来について、語ってくれました。
B部門「オンライン技術を使って私たちは生活をどのように変えることができるか」
高2 みりんさん 「人を笑わせるのが好き。ほかの人に『聞いてください』という気持ちで話す」
みりんさんは、幼少期から、通信教材の付録やアプリなどで英語にたくさん触れていました。部活はESS(English Speaking Society)部で英語のスピーチは年数回行っており、表現することに慣れています。英語で発信するときに意識しているのは、自分の伝えたいメッセージを「伝えたい」という気持ちを持って語ること。スピーチでは、「Smile Greeting Club(笑顔であいさつする部)」という架空の部活を、ユニークな発想で、映像への映り方も計算したうえで、魅力たっぷりにプレゼンしてくれました。
C部門「あったらいいな、こんな部活」(コママンガの1コマを考える)
審査員に聞いた、英語発信力アップのための学習法(森本先生)
実際にたくさん発信してフィードバックをもらい、振り返りを通して表現力を磨いていこう!
森本 俊
<Challenge English>ライブ授業講師/玉川大学文学部英語教育学科准教授
英語の発信力(話す力)を高める上で大切なのは、ずばり「実際にたくさん発信してフィードバックをもらい、振り返りを通して表現力を磨いていくこと」です。英語で話すとき、「自分が言いたいこと」と「自分が言えること」の間にギャップを感じるはずです。また、自分が言ったことが相手に上手く伝わらないということもあります。このような体験は悔しかったり歯がゆかったりしますが、実は英語力を高める絶好のチャンスです。会話の後に、なぜ相手に上手く伝わらなかったのか(例: 発音、文法、単語)を振り返り、足りなかった表現を学んで次に生かしていく姿勢が大切です。間違いを恐れず、ぜひ積極的に英語を使う機会をつくっていきましょう。
審査員に聞いた、英語発信力アップのための学習法(松永先生)
日ごろ考えていることや経験したことをご家庭で聞きあい伝えあい、自分の「想い」や「考え」を言葉にする練習が英語発信力アップにつながる!
松永 結実
<Challenge English>ライブ授業講師/青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了
英語発信力アップの学習法と聞くと、発音・流暢な話し方・語彙選び…などに意識が向く方も多いでしょう。英語の言語的な技能を磨くことは、自分の想いや考えを相手に正しく伝えるためにはもちろん大切なことで、ライブ授業の中でもそのコツなどをお伝えしています。しかし覚えておきたいのは、英語を学ぶ上では「ことばの力も、こころの力も、両方豊かに育てる」ことが必要だということです。いくら英語がペラペラに話せても、伝えたい、シェアしたい、その中身がなければ意味がありません。まずは日本語でよいので、日ごろ考えていることや経験したことをご家庭で聞きあい伝えあい、自分の「想い」や「考え」を言葉にする練習も英語発信力アップにつながりますよ。
※<第5回Challenge English英語スピーチコンテスト>とは
- <Challenge English>が主催するスピーチコンテスト。<Challenge English>を利用している生徒から2021年12月~2022年2月に作品を募集。3月に審査結果発表。小中高校生から、のべ1164件の応募がありました。
*<オンラインスピーキング>とは
- <オンラインスピーキング>は、進研ゼミの有料オプション教材<Challenge English>にて提供する英語教材。月2回15分外国人の先生とマンツーマンで会話練習を行う。(一部の講座では進研ゼミの受講費内で提供)
オンラインスピーキング<検定攻略コース>では、英検®や「GTEC」といった検定試験に対応したレッスンや,英語の発信力を上げるレッスンなど,生徒のニーズやレベルに合わせたレッスンを多数提供。オンラインスピーキング<通常コース>では、中学1年生~高校3年生向けにそれぞれの学年にあわせた話題でじっくり学び、英語の発信力の底上げが可能。
まとめ & 実践 TIPS
英語での発信力を身につけるためには、ふだんから英語に触れて英語の基礎力を高めることも大切です。それと同じくらい大切なのは、「発信したい」=「伝えたい」メッセージを持つことです。実はそれは日本語で考えているときにもできます。伝えたい強いメッセージがあると自然に伝えるときに熱が入るし、何とか伝えたいという熱意が伝える道具として英語力を磨くモチベーションにもなります。英語の基礎力と伝えたいメッセージ、両方を持てるようこれからもがんばってください。
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Challenge Englishなら、お子さまの実力に合わせた習熟度別だから、学びたいスピードで英語学習をどんどん進められます。デジタルで個別に実力を確認しながら進められるので、無理なく「聞く・読む・話す・書く」の英語4技能を徹底してトレーニングできます。
- ※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
- ※ このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
- ※ 2015 年3 月~2022 年2 月に「Challenge English」でアプリのトレーニングに取り組んだ人の累積人数。「進研ゼミ小学講座・中学講座・高校講座」の有料オプション講座および「進研ゼミ」各講座に含まれるサービスの合算数値。2019 年4 月より進研ゼミ会員は追加受講費無料で利用可能となったため、それ以前の有料サービスのときの利用者数と合算した累積人数になります。
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