小学生の我が子の生活の中に「英語遊び」を取り入れよう

「英語が得意になってもらいたい」という思いが高じて中学校の勉強を先取りするような学習を強いたら、英語は「つまらない」、「つらい」といった気持ちを植え付けてしまいかねません。小学生の時期は、英語に親しみ楽しむことが最優先です。ベネッセ教育総合研究所・グローバル教育室室長の加藤由美子氏が、日常生活の中に英語遊びを取り入れるアイディアを紹介します。


生活の中で英語に親しむことが英語習得の近道!

◆テレビに出てくる英語を聞き取ろう

外国語活動で英語を学び始めたお子さまは、日常の中にたくさんの英語が存在することに気づいて関心をもつでしょう。特に、たくさんの生きた英語にふれられるのがテレビです。スポーツ選手のインタビューやアメリカ大統領やヨーロッパの政治家の英語の演説などが放送されていたら、親子で耳を傾けてみましょう。ほとんど理解できなくても問題ありません。一つか二つの単語が聞き取れるだけで上出来です。お子さまに「聞き取れた単語はあった?」と聞いてみましょう。

 

聞き取れるのは外国語活動で扱う初歩的なものやカタカナ語として日本語の中でも使われているものが多いと思います。やや難易度は高いですが、ニュースなどの副音声で英語を聞くのも非常に勉強になります。聞き取れたのに意味がわからないものは、スマホなどで調べてみましょう。

 

◆生活のいろいろな場面で単語を学ぼう

英語を学び始めたお子さまは、きっと「これは英語で何と言うのだろう?」と興味津々のはず。そこで、いろいろな場面で英単語への興味を広げてみましょう。英語に自信のある保護者のかたなら教えてあげてもいいですし、あまり自信がなければ、どちらがたくさんわかるかを競争しても盛り上がるでしょう。

 

例えば、食事のときに野菜や肉などの食材の英単語を言ってみるのもいいですし、動物園の動物を英語で言いながら巡るのもいいでしょう。ほかにも、国名や昆虫、植物など、お子さまの興味に応じて学びを広げてみましょう。また、「CD」「PC」「DVD」など、普段何気なく使っている略語の正式名称を調べてみてもいいでしょう。

 

◆好きな曲で英語の練習をしよう

お子さまが好きな英語の曲を繰り返し聞いたり歌ったりするのも、効果的な英語学習となります。その際に重要なのは音声から入ること。初めは歌詞や日本語訳を見ずに、何度も聞いてみましょう。すると、徐々に「ここは○○○と聞こえる!」と、聞き取れる単語が増えていきますし、ある程度聞き込んでから歌詞を見ると、音声と文字がすんなりとつながります。自分で歌うのも勉強になりますが、日本語のフリガナを付けてしまうのはNGです。なぜなら英語の音をそのまま聞く姿勢が育たないからです。

 

◆外国人と触れ合うイベントに参加しよう

お子さまを海外旅行に連れて行ってあげると、実際に英語を使用するさまざまな場面に直面しますから、英語学習という点では非常に刺激になります。ただ、なかなか気軽に行くわけにもいきませんので、国内で外国人と触れ合う方法も考えてみましょう。街なかで困っている外国人に「May I help you?」と話しかけてみるという手もあるでしょう。ただし、相手にきちんと案内をしてあげるためには、その後が続かないというわけにはいきませんので、保護者のヘルプが必要になりそうですが……。

 

また、自治体や大学などで外国人との交流イベントも開催されています。こうしたイベントに、あまり英語が喋れなくてもまずは参加してみてはいかがでしょうか。

 

 

高い意欲をもつお子さまは、このように伸ばそう!

◆知識欲が旺盛なお子さまには、辞典を与えよう

小学校では単語、文法などは、会話の中で使うだけで学習はしません。しかし、「もっと知りたい」という意欲が見られたら、あえて学習を止める必要はありません。英和・和英辞典を与えると、自力で英語の世界をどんどん広げられます。英語表現に関しても、お子さまが興味をもっていたら教えてあげるのはとても良いことです。その際は会話や遊びで使う中で、お子さまが興味をもって知りたがった場合に自然に教えることが大切で、「勉強」として教え込むのは良いということではありません。

 

ベネッセの『チャレンジ英和・和英辞典』はイラストを多用しており、字が大きくて見やすいなど使いやすいと小中学校の先生方の間でも評判ですので、最初の一冊にオススメです!

 

◆お子さまを英会話スクールに通わせたいときは……

お子さまに合う英会話スクールを選ぶのは意外と難しいものです。スクールによってコース内容はまちまちですし、講師の英語力や指導レベルにも大きな違いがあるためです。スクールは、英会話を習得することを主な目的とする「英会話スクール型」と、英語とともに他教科も教えており、文字や文法などの学習に重点を置く「塾型」とに大別できますので、目的に合うほうを選びましょう。

 

また、スクールの場合、講師をネイティブにするか、日本人にするかで迷うケースが多いのですが、どちらにも良さがあるといえます。一般的にネイティブは発音の英語らしさに加え、その人が背景に持つ文化や価値観、立ち居振る舞い、容姿などトータルに「異文化感・異質感」を感じることができます。一方、日本人講師は、子どもがどうしても理解できないときに日本語で理解を促したり、英語を話すのを恥ずかしがる子どもなどに上手くフォローしたりできるのが強みです。英語の発音という点では、ネイティブと同じように英語らしく発音するかたもいます。

 

このように双方に良さがあるのですが、講師を選ぶ際はどちらの場合でも指導力を備えていることが大前提と考えてください。ネイティブの講師であっても、指導力がなければ、英語はなかなか上達させられません。これは日本人講師にも言えることです。受講を決める前にお子さまと一緒に体験レッスンに参加し、学習の目的やお子さまの性格なども考慮して決めるといいでしょう。

 

 

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