遊びや日常生活に「さんすう」を取り入れよう!

小学校でさんすうが嫌いになってしまうお子さまも、なかにはいます。さんすうは勉強としてだけではなく、日常生活でも使うことになる、とても大切なものです。生活の中に取り入れて、数字に親しみましょう。毎日の積み重ねで楽しく覚えていけるといいですね。

「さんすう」への第一歩! 身近に「数字」がたくさんあることに気づかせよう

日ごろ、意識していませんが、私たちの周りには数字があふれています。時計、カレンダー、車のナンバー、電話、リモコンなど。これらの数を口に出して言うように意識するだけで、お子さまが数に触れる機会は大幅に増えます。カレンダーを指さして「今日は○月○日だよ」と言ったり、リモコンを押しながら「〇を押すと、あなたの好きな番組になるよ」と教えてあげたりすると、スムーズに数字に興味が持てるようになるでしょう。

数を意識させる会話で、「さんすう」を身近なものに

会話の中でも数を意識させましょう。「10数えるうちに来て」「3つ、取ってきて」など、簡単なことからで構いません。慣れてきたら、「人数分だと何個必要だと思う?」「4つを2人で仲良く分けるとすると何個ずつ?」と自然とさんすうの考え方を取り入れていきます。毎日の積み重ねで、数字が身近に感じられるようになるでしょう。

遊びながら、「さんすう」に親しむのに最適なトランプ

遊びながら数字に親しめると、子どもも大人も楽しめて一石二鳥ですね。おすすめなのがトランプ。「戦争ゲーム」はトランプが初めての幼児でもできる簡単な遊びです。ジョーカーを除いて、伏せたカードを順番にめくります。めくったカードの数が大きい方が勝ち、というシンプルなもの。「どっちが大きい?」と、その都度、確認することで数の大小が学べるので、さんすうの勉強になりますね。
カードをめくって同じ数字のカードを当てていく神経衰弱は、最初は少ない枚数から始めるといいでしょう。めくるたびに大きい声で数字を読み上げると楽しさ倍増です。数字だけでなく、記憶力の訓練にもなりますよ。

できれば、さんすうが得意になってほしいと思うのが親心。遊びや日常の中に取り入れると、お子さまが苦手意識を感じずにスムーズに習得できそうですね。難しく考えずに、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

子育て・教育Q&A