【体験談】「ゼミ」教材、全部取り組めない時、どうしてる?
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「『ゼミ』教材が手付かずのままたまっているみたい……」
高校では部活や行事が中学と比べて本格化するうえ、授業の予習や宿題なども課されるため、多くのお子さまは忙しく過ごすことになります。
「進研ゼミ」を受講していても、すべての教材に取り組めないケースが増え、「続けていていいの?」と心配なさる保護者のかたも多いようです。
そこで今回は、中学生までとは違う、高校生ならではの「ゼミ」活用術をご紹介します。
お子さまがスマートに教材を使いこなして学力を高められるよう、保護者のかたも「ゼミ」の使い方のコツを知っておきましょう!
※この記事は2023年1月に「進研ゼミ」を受講していた大学生向けに実施した「大学・高校受験体験談に関するアンケート」をもとに作成しています。
高校生の「ゼミ」活用は「必要な教材を《部分使い》」が基本!
高校生になると、「部活や委員会をやっているか」「学校の課題の量がどのくらいか」「通学にどれだけ時間がかかるか」などによって勉強の取り組み方が大きく変わります。
また、高校卒業後の進路によって「力を入れるべき教科・科目」も人それぞれです。つまり、必ずしもすべての教材に取り組む必要はないことになります。
「進研ゼミ」にはさまざまなタイプの教材がそろっていますので、お子さまの進路や生活スタイルに応じて、必要なものをピックアップして効率よく学習できます。
ぜひお子さまにも、「《部分使い》でいいんだよ」とアドバイスしてあげてください。
「ゼミ」で「ニガテ穴埋め・予習・定期テスト対策」をカバー
「進研ゼミ」受講経験のある大学生に質問してみても、「すべての教材を活用した」という人はほとんど見られませんでした。
逆に多かったのが、「優先順位を決めて部分使いした」という声。
では、どのように使えばよいでしょうか?
大学生の回答から、次の3つの方法で「ゼミ」教材を活用した人が多いことがわかりました。
- 1.ニガテな部分だけピックアップして取り組む
- 2.授業の予習に役立つ教材を優先使い
- 3.定期テスト対策に活用
それぞれの方法について、大学生の声もあわせてご紹介します。
1.ニガテな部分だけピックアップして取り組む
得意な教科・科目、分野には手を付けず、「ニガテ+理解できていないところ」を優先して取り組んだ人が多数。
不得意な部分を1つずつ穴埋めしていくだけでも、普段の勉強に対する不安がだいぶ減り、進路の可能性も広がります。
自分のニガテと向き合うのは勇気がいりますが、短い時間で成果を出すにはオススメの方法です。
\体験談/
ニガテな教科でもすべての教材に取り組む時間が取れなかったので、授業で理解しきれなかった部分だけ、テキストの解説を読んだり問題を解いたりして活用しました。
(茨城大 人文社会科学部 M・Fさん)
「どこがわかっていないか」を自分で判断するのが難しかったので、「添削課題を解いてニガテ発見→時間があればその分野の教材に取り組む」という手順で取り組んでいました。
(埼玉県立大 保健医療福祉学部 T・Tさん)
2.授業の予習に役立つ教材を優先使い
高1・2向けの「ゼミ」教材は、多くの教科・科目で学校の教科書に対応した内容構成になっています。
そのため、教科書に出てくる英単語や古語、文法の確認など、授業の予習・復習にも活用しやすいのが大きな特長です。
紙の教材とスマホのアプリを併用して、スキマ時間もムダにせず手軽に毎日の学習を進めていた人が多く見られました。
\体験談/
電車通学の合間に、アプリを使って予習・復習を終わらせていました。机に向かわなくても勉強を進められるので、忙しい時にピッタリでした!
(近畿大 経営学部 K・Tさん)
どの教科も学校の予習に活用していました。時間がなければ「問題は解かなくてよし!」と決めておき、解説を読んで内容を理解することを重視していました。
(お茶の水女子大 理学部 K・Tさん)
3.定期テスト対策に活用
部活などで忙しい人は、定期テストが近づいてから総復習として教材に取り組んでいたようです。
実際の定期テストに出そうな予想問題を集めた冊子や、問題を解くために欠かせない知識が詰まった暗記用教材を使っていた人が目立ちました。
\体験談/
学校の課題が多かったので、普段は「ゼミ」教材に手を付けず、定期テスト前の復習に使っていました。『定期テスト予想問題』もとても役に立ちました!
(山形大 工学部 M・Hさん)
テスト前には、スマホのアプリを使って一問一答形式の問題に取り組み、基本的な知識が頭に入っているか短時間で確認。スキマ時間に知識確認を終わらせておけば、まとまった時間が取れる時に問題演習に集中できるので効率的でした。
(神戸市外国語大 外国語学部 S・Kさん)
たまった教材は長期休みの総復習や受験勉強に活用!
多くの進研ゼミ受講者は、「毎月届く教材をためてしまう……」という悩みを抱えがち。
しかし大学生に聞くと、「『ゼミ』教材は数か月ためておき、長期休みにまとめて問題を解いた」「高3になってから受験勉強に活用した」といった声も目立ちました。
ある程度まとまった範囲を習い終えてから取り組むことで、「学んだ知識を使って問題を解く」といった模試や入試に直結する応用力を磨くことができます。
コツコツ取り組むのはもちろんすばらしいことですが、あとで取り組んでも身に付くものは大きいはずです。
\体験談/
長期休みはいつもより時間があるので、「ゼミ」教材でニガテな単元にまとめて取り組みました。不安を解消したおかげで、新学期からの勉強がスムーズに進みました。
(九州大 法学部 M・Aさん)
長期休みに届いた「総復習号」は受験勉強にも役立ちました! 高1・2で時間がなければ保管しておいて、高3になってから解くのもオススメです。
(東京工業大 物質理工学院 S・Aさん)
まとめ & 実践 TIPS
高校生ともなると、お子さまの勉強に保護者のかたが関わる機会はグッと減ります。
それだけに、お子さまが「ゼミ」教材に取り組んでいない様子を見て、「中学の時はちゃんとやっていたのに……」とモヤモヤするかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、お子さまは自分なりのやり方で、「進研ゼミ」も活用しつつ真剣に高校学習と向き合っています。
あまり勉強していないように見えても、気長に見守ってあげてください。
ただ、教材をこなしきれないことをお子さま自身が気にしているなら、この記事でご紹介した「優先順位をつけて取り組む」などの方法をアドバイスしてもよいでしょう。
「進研ゼミ」をうまく使いながら、お子さまが充実した高校生活を送られることを願っています。
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