【東大生の自宅学習テク#3】よく使う教材は○○に! 勉強がはかどる教材の整理術とは?

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3月から4月にかけて、新しい学年の教科書や教材が増える時ですね。

毎日使う教科書や教材をどう整理するかは、何気ないようで、実は勉強の効率を大きく左右します。

そこで今回は、東大生の先輩たちが「新しい学年で使う教材や教科書を、どこに置いていたか」を中心に、今年度使う教材・教科書の整理術を紹介します。

この記事のポイント

「机の隣の棚に、指定席をつくった」東京大 法学部 ピーチ先輩の場合

ピーチ先輩が小学校時代に使っていた机は、上に本棚がついていないタイプの机。
もともと視界にモノが多いと勉強中気になってしまうので、上に棚がついていない机にしていた、とのこと。

そんなピーチ先輩、新しい学年で使う教材・教科書は、机に隣接した、勉強専用の棚の中に指定席を決めていました。

「新学期に使う教材・教科書は、すべて机の横の勉強専用の『勉強棚』に置いていました。
『ゼミ』で届いた小さな地球儀などの立体の教材も、届いた月や年度中は、勉強棚に置いていました。
そして使わなくなったら、別の部屋や収納の棚に移していました」

また、ピーチ先輩は、勉強棚の何段目に、何を置くかも、指定席を決めていたそう。
よく使うモノほど、取り出しやすい場所に優先して置いていたのです。

「勉強中いすに座って一番取り出しやすい棚から順に
『ほぼ毎日使う教材』
『2~3日に1度使う教材』
『1週間に1度使う教材』と置いていました。
『数か月に1度くらい使う教材』は、さらに下の段に置いていました」

毎日使うものだけ、手が届きやすい場所におけば、調べ物をする時もスッと手に取れて、勉強がはかどります。
使う頻度によってモノを分類し、ほぼ毎日使うものは優先的に使いやすい場所を定位置とするテクニックは、新学期にとくにオススメですよ!

さらにピーチ先輩は、学校のものと「ゼミ」のものも分けて、今月取り組む「ゼミ」の教材だけ、専用のファイルBOXに毎回移し替えてすぐ手が届く棚の位置に置いていたそう。

月に一度のこのひと手間で、「今月何をやるか」が視覚的に明確になって、やるべきことに集中できますよ。

「机の前側の棚をフル活用」東京大 教養学部 のだめ先輩の場合

のだめ先輩は、視界にモノがあっても比較的気にならないタイプ。
机の上の棚をフル活用していました。
「新しい学年で使う教科書や教材は、机の上の棚に全部置き、すぐ取り出せるようにしていました

ちなみに、前年度の教科書は、新しい学年でまだ見るかもしれないので、勉強机の横にある本棚の一番下に置いていた、とのこと。

「あまり使わないものは優先度を下げて少し取り出しにくい場所に。
さらにもう見ることもない学年の教科書は、妹にあげるため、別の部屋の本棚の下段に保管していました」

ほかの東大生はどう整理していたか?

ほかの東大の先輩が、新しい学年で使う教科書や教材類をどこに置いていたのかも紹介します。

まずはもう使わない教材を片づけて、新しい教材をしまえるスペースをつくります。
そうしないと開封したものの、新しい教材をしまうことができず積むだけになってしまうので。
(東京大 工学部 R・N先輩)

●中身を全部ざっと見て、実際に使う時に使いやすいようにファイルやノートなどとセットで置くようにしていた。
(東京大 教養学部 H・K先輩)

●教科書とノートは、教科ごとにセットで本棚にしまっていました。
(東京大 教養学部 C・Y先輩)

みなさん、自分の「使いやすさ」にこだわって仕分けしています。
この、毎日のように使う教材・教科書を「使いやすさ」にこだわって整理することで、勉強がグンとはかどるようになるかもしれません。

同時に使うものをセット(グループ)で置いておくのも、マネしたいテクニックです。

●すぐ開封、全部に目を通し、「すぐ使うもの」「しばらくは使わないがいつか使うもの」で仕分けする。すぐ使うものはとりあえず机上の棚に、しばらく使わないものは箱に戻し保管する。
(東京大 文科三類 T・K先輩)

T・K先輩も、使う頻度によって教材を2つに分類して、収納場所を変えています。

「すぐ使うもの」だけが机の上の棚にあり、勉強する時に取り出しやすいですね。

東大生の整理術を実践するには?

今回紹介した東大生の新しい学年で使う教科書や教材の整理ルールは、「よく使うものほど、取り出しやすい場所に指定席をつくる」でした。
勉強前や勉強中に、教材を探したり、立ち上がって取りに行ったりせず、サッと取りかかれるのです。

この整理ルールをお子さまの習慣に取り入れるには次のステップがオススメです。

1 新しい学年で「ほぼ毎日使いそうなモノ」は、優先的に一番取り出しやすい場所に指定席をつくる。

2 それ以外はその上下の棚などに指定席をつくる。前の学年の教材など「もしかして使うかも」レベルのモノは、棚の一番下の段などに保管する。

1、2のステップをお子さまと相談して進め、指定席がいつのまにか自由席にならないように気をつけていきましょう。

「チャレンジタッチ」などのタブレット教材は、どこに置く?

「チャレンジタッチ」などのタブレット教材もまた、取り出しやすい場所に指定席が必要です。
すぐに取りかかれるように、あえて「机の上に閉じて置きっ放し」でもよいでしょう。

ただし学校の宿題をやる時にじゃまになるようなら、サッとどかして置けるスペースを近くの棚や引き出しにつくるのもアリ。
スペースがない場合や置きっ放しが気になる場合は、閉じた状態で立てて収納できる「仕切りスタンド」などを使うのもオススメですよ。
コンパクトに収納でき、見た目もスッキリします。

また夜寝ている間に充電しておけば、机の上の充電器の配線コードがごちゃごちゃしないですみます。
勉強の途中で充電切れして、集中力が途切れるのも防げますよ。

まとめ & 実践 TIPS

春休みには、「よく使う教材ほど取り出しやすい場所」に指定席をつくりましょう。
それだけで日々のお子さまの勉強はサクサク進むでしょう。

次回は東大生が実践していた「たまりがちなプリント類」の整理方法を紹介します!

この記事を書いた人
整理収納アドバイザー・ライター 長谷川ヨスコ

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