【東大生の自宅学習テク #1】机に〇〇を置くだけ!? 春休みに超集中できる、机の整理ルールとは?

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春休みは、お子さまが学校から持ち帰った工作や教具など、モノが増えて勉強部屋やリビングがごちゃごちゃしやすい時期です。
新学期が始まるまでに、スッキリ整理したいとお考えの保護者のかたも多いでしょう。

でもどうせ整理するなら、お子さまがグッと勉強に集中して、成績まで上がっちゃいそうな部屋にしたいと思いませんか?
この記事では、「進研ゼミ」で東大に合格した先輩たちの整理ルールを、シリーズで紹介していきます。

第1回目のテーマは勉強机の上の整理。
東大生の先輩たちが実践しているルールを知って、お子さまの勉強机を激変させちゃいましょう。

この記事のポイント

「目の前にモノがあると集中できない…」東京大 法学部 ピーチ先輩の場合

東京大 法学部のピーチ先輩は、小学生のころ、たまたま机をきれいにした時に勉強したら、長く集中して勉強できたことに気付いたそう。

「小学生のころから勉強に関係ないモノは、視界に入らないエリアに置くルールにしています。
さらに机の上には『今使う勉強のモノ』だけを置き、ほかの教材は、机の横にある勉強棚に置いています」

「私の場合は、視覚的にモノがたくさんある場所で勉強するのがニガテなタイプなので、モノが少ない部屋で勉強するようにしています。
でも東大の友達を見ていると、視界にモノがたくさんあっても集中できる人もいるし、これは人によるのかなと思います」とピーチ先輩。

もしお子さまが、視覚的にモノが多いと気が散りやすいタイプの場合……
勉強机の周辺に勉強以外のモノを置かないようにし、机の上には「今やる勉強に使うモノだけ」を置くルールが、お子さまの集中力UPに役立ちそうです。

「でも私もモノが増えちゃいがちなこともあります。
だから小学校の時は、家に帰ったらまず、勉強を始める前のルーティンとして、机の上を『今からやる勉強のモノ』と、『それ以外』に分けて片づけていました。
そうすると勉強のやる気にもつながりました」

というピーチ先輩。

一度きれいな状態で勉強して、勉強がはかどる気持ちよさをお子さまが体感すれば、それがきっかけとなり習慣化できるかもしれませんね。

「整理整頓がトクイではない…」東京大 教養学部 のだめ先輩の整理術

東京大 教養学部 のだめ先輩は、「整理整頓(せいとん)が得意ではないほう」だそうです。
机の整理のルールは、「勉強机の上は今やる勉強に関係ないモノを置かない」ということ。
とはいえ、ルールはそこまでストイックではなかったようです。

「私は、モノが多くても視覚的には特に気にならないので、次にやる宿題一式も横に置いていました。小学生の時は、机の上に透明なシートを置いて、『進研ゼミ』から届いた、学年の漢字ポスターなど、暗記するモノを挟んでいたりしました」

ではなぜ「視界にモノが多くても気にならないタイプ」ののだめ先輩が、机の上に必要なモノ以外置かないのでしょうか?

「机の上に余計なものを置かない理由は、単純にモノが邪魔になってノートを広げたりする時にやりづらいから。
それに今使いたい文房具は、探さずすぐ出た方が便利だからです」

また、のだめ先輩の勉強机の横にも、書籍を置く棚があり、そこの空きスペースに教材類を置いていました。
ゲームなどは、リビングにあったとのこと。
「勉強に関係あるものは、勉強机の周辺エリアに集める」というルールは、ピーチ先輩と同じでした。

そのほかの東大生の机の上のルールは??

ほかの東大の先輩たちの机の上のルールも紹介します。

●机の上に必要なモノ以外置かない、を徹底しています。
今使わない教科や範囲の参考書や使用前、使用済みのノートなどは別の棚などに置き、今使うモノをすぐ手に取れる場所に置いています。
(東京大 教養学部 T・K先輩)

●今使わない教材は棚に戻します。
「またすぐに開くから…」と(ほかの教材も)机の上に残しておくと、どんどん増えて何があるかわからなくなってしまうからです。
(東京大 工学部 R・N先輩)

教養学部 T・K先輩も、工学部のR・N先輩も、今使う教材以外は机に置かず、使ったモノは棚に戻すという習慣のようです。

でも次に紹介する工学部のK・T先輩は少し違うやり方でした。

●やる勉強をコロコロ変えるタイプなので、いちいち本棚にしまうのは面倒でした。
そこで机の面積を広げて(物を置く台のようなものをL字になるように置いて)ごちゃごちゃしないよう机のレイアウトを変えました。
でも今使わないプリントやノートなどはきちんとしまっていました。
(東京大 工学部  K・T先輩)

このように工学部のK・T先輩は、今使うモノが多いタイプ。
そこで机の上のスペース自体を広げるという対策で、机の上のごちゃごちゃを解消していました。

お子さまのタイプによって、やり方は違うものの、「自分がいかに勉強に集中できるか?」という目的にこだわる点に、共通点が見られました。

東大生の整理術を実践するには?

さてここからは実践編です。
今回の共通して見られた東大生の先輩の勉強机のルールは、「勉強机の上には、今必要な勉強のモノだけ置く」でした。
お子さまの勉強机はいかがでしょうか?

もしも勉強に関係ないものが勉強机の上や周辺にあるなら、

1 勉強机の周りから勉強以外のモノをどかす。

2 勉強中は、今使う教材だけ机に置く。

というルールをお子さまと共有することから始めてみませんか?

このように東大生の先輩たちが実践しているモノの置き場所を「勉強」「それ以外」にエリア分けすることは、お子さまの気持ちを勉強モードに自動的に切り替えやすく、かつ探し物をしないためにも、大切なテクニックです。

まとめ & 実践 TIPS

この春休みは、お子さまの勉強部屋のモノの置き場所を、このようにエリア分けして定位置を決めることをおすすめします!

次の記事からは、勉強エリア内の教材類の整理術や、勉強以外のエリアの誘惑物や思い出グッズなどの整理術など、東大生の先輩たちが実践していた方法を紹介していきますのでお楽しみに。

この記事を書いた人
整理収納アドバイザー・ライター 長谷川ヨスコ

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