2学期明け、小学校高学年でおさえておきたい国語・算数のつまずきポイントと苦手解消法

2学期は学校行事も多く、学習内容も難しくなってくるため、お子さまの学習意欲が低下しがちです。つまずいたところはそのままにしないで、早めに解消しておきたいですね。

学習の山場でもある2学期の算数と国語のつまずきがちなポイントとその対処法をご紹介したいと思います。

(赤ペン先生 吉田)

学年別にみる算数のつまずきポイントと苦手解消法

4年生

4年生では「2けたでわるわり算の筆算」を苦手とするお子さまが多いようです。わからないままにしておくと、「小数÷整数のわり算」にも影響してしまうので、しっかりできるようにしておきたいですね。

まずは、計算の手順に慣れることです。たてる商を考えるときは、大体どれくらいになるか当たりをつけることが必要ですので、「わる数」と「わられる数」を概数に捉え直して商を考えることを習慣づけましょう
また、今までに習った九九・くり上がり・くり下がり・かけ算の筆算を使って計算するので、そのいずれかに不安があると、それがつまずきの原因になってしまいます。特に、途中計算での「かけ算の筆算」や「くり下がりのあるひき算」のミスには要注意です。自分がミスをしやすいところを常に意識して反復練習をするとよいでしょう。

5年生

5年生では、「異分母の分数のたし算・ひき算」「割合」がポイントです。「割合」は、学校によっては、3学期で習うところもありますが、これらは、中学の数学の土台になる重要な単元ですので、理解を定着させておきたいですね。

分数のたし算・ひき算の「通分・約分」では、「最小公倍数」「最大公約数」を求めることが必要ですので、もう一度、その単元に戻って復習しておくと安心です。

「割合」は、机の上だけの勉強にしてしまうと難しく感じられるので、日常生活の中でお子さまが「自分のこと」として考えられることに結びつけると取り組みやすくなります。
たとえば、スポーツが好きなお子さまなら、野球の打率、サッカーのシュート率などに関連づけたり、買い物に行ったとき、実際に「10%引き」などの商品を見て値段を求めたりすると理解しやすいと思います。

6年生

6年生では、「比例・反比例」が難しいですね。これに関しても、「割合」と同様に、日常生活の中で学習することをお勧めします。
希釈型のめんつゆに、「つゆ1:水2」などの表示があるので、それを見ながら分量を変えて実際につゆを作ってみる、料理が好きなお子さまでしたら、4人分の材料の分量から2人分の材料の分量を考えてみるのもよいですね。

また、6年生では、角柱・円柱の体積を求める問題などでもつまずきがちですが、意外と、求め方よりも、計算過程での間違いが目立ちます。
せっかくわかっているのに、計算ミスをしてしまうと残念ですよね。速く正確に計算する力はこの先も常に必要になってきます。逆に言えば、計算力がいちばん身につけやすいので、算数に苦手意識をもっているお子さまでも、「計算」を得意にすることで、苦手を払拭することもできます。「計算力」を磨いて、「好き」への第一歩にしていきましょう。

国語で抑えておきたいのは「漢字」と「読解問題」

漢字

高学年になると、形の複雑な漢字が増えて、覚えるのが大変だと思いがちです。
ちなみに4年生では、小学校6年間で最多の202字の漢字を学習します。多く感じられますが、400字詰め原稿用紙の約半分です。それを1年間かけて覚えていくわけですから、「そんなに大変ではない」と考えてみてはいかがでしょう。

ましてや、子どもの記憶力は、大人より遙かに優れていますから、覚えられないはずがありません。覚えられないのは「覚えたくない、面倒くさい、嫌だ」と脳が拒絶してしまっているからだと思います。それには、お子さまの興味と結びつけて、“覚える気にさせる”のが秘訣です

たとえば、「ぼくは、サッカーの達人になりたい」、「炭治郎は、心優しい性格で、正確な剣さばきができる」などと、好きなスポーツや人気アニメに絡めた文にして練習するのはいかがでしょう。お子さまが興味をもてる文であれば、同音異義語の使い分けや難しい熟語の意味も理解できます。お子さまに合った方法で、楽しく練習すると力がついていきます。

読解問題

高学年になると、読解の問題も、文章が長くて抽象的な表現や難しい語句も出てくるため、より一層の読解力が求められます。
それには、やはり「音読」と「読書」は欠かせません

読むこと自体が嫌いなお子さまにとっては、ハードルが高くなってきますね。でも、読解力を身につけるための本は、教科書や児童書だけとは限りません。ゲームの攻略本や漫画、図鑑、絵本など、お子さまが興味をもてる分野で、日頃から本に触れることを心がけるとよいと思います。そして、読後におうちのかたが、さりげなく「どんなことが書いてあった?」「どんなことを感じた?」などと質問してみてください

子どもは、自分が興味のあることに関してはしゃべりたくなるものです。無意識のうちに、「要約」や自分の考えをまとめる練習にもなります。そのとき、おうちのかたは、途中で口を挟まず、最後までお子さまの話に耳を傾けてください。話し終わったら、「へー、そうなんだ。」「おもしろいね。」などと興味津々に受け止め、共感してあげてください。

子どもは、自分の好きなことをおうちのかたと共有できることをとても喜びます。おうちのかたの受容と共感によって、自信がついていきます。その自信が次へのステップになるはずです。

まとめ & 実践 TIPS

学習が難しくなってくると、親としては、できないことのほうに目が行き、気になってしまうのは当然のことですが、誰にでも、得意不得意はあります。その子の成長のペースもあります。
煮詰まりそうになったら、お子さまの好きなことや得意なことに目を向けて、お子さまの好奇心と達成感を伸ばしていってあげてください。
自信がついて乗ってくると、子どもは目を見張るほどの力を発揮できます。苦手克服にもつながるはずです。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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