勉強机がいつも散らかっているわが子…どうしたら整理整頓できる?
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勉強机は子どもの領域。子どもにだってプライバシーがあるんだから。そう頭ではわかっていても、目に余るほどのごちゃごちゃぶりに我慢できなくなり、「片づけなさーい!」とつい一喝してしまいそう…。そんなときにお勧めのサポート方法をお伝えしたいと思います。
せっかくですから、整理整頓しながら自己管理の楽しさにも目覚めてもらいましょう。
(赤ペン先生 河原)
サポートは自己管理ができていないタイプにだけ
お子さまの机の散らかり具合は、次のどちらにあてはまりますか?
1.ごちゃごちゃして見えるけれど、どこに何があるか自分で把握できている。
2.無秩序な物置と化している。(今にもなだれが起きそう)
このうち、サポートしてあげたいのは2のタイプだけです。多少ごたついて見えたとしても自分なりに机を管理できている1のタイプに、サポートは必要ありません。
2のタイプにはまず、「自分の領域は自分で管理する」という意識を持ってもらいましょう。
一回目の片付けはおうちのかたがリードを
一回目の片付けの時だけ、おうちのかた先導で始めましょう。
①「机の上、今度の休みに片付けない?」と予定日を決める。(長期休みがチャンス!)
②どこに何を置くかをイメージさせる。(図に描いてもらうと良いでしょう)
③必要なら分類するためのボックスや本立てなどを用意。(一緒に買いに行くのも楽しい)
④片付け開始(お子さまがイメージしたように、分類し、並べてもらいましょう)
作業はお子さまに任せ、おうちのかたは見守り役で
リードするのはおうちのかたでも、作業やレイアウトはお子さまにお任せです。アドバイスは求められたときだけ、それも、なるべくざっくり返しましょう。お子さまが自分なりに工夫できる余地を残すのがコツです。見てくれが良くなくても、分類の仕方が大ざっぱでも、「自分で考えて自分で整理できた」という満足感を味わってもらうことが、何よりの目的です。
整理しては元に戻り…を繰り返しているうちに、だんだんできるようになっていく
おそらく机の上は少しずつ、また元の状態に戻るでしょう。でも「自分で整理することの楽しさ」と「整理された空間の気持ちよさ」を体験したお子さまは、「そろそろ整理したほうがいいかな」と自ら考えられるようになると思います。自己管理の第一歩です!次回からはお子さま自身の計画のもとで、机の整理をやってもらいましょう。
わが家にも、それはそれはひどい状態の机の持ち主がいましたが、整理しては元に戻り…を繰り返しているうちに「前よりはずっとまし」になりました。遅々とした歩みですが、成長の過程を観察するのも悪くありません。
まとめ & 実践 TIPS
自分が過ごす空間を、どのようにすれば居心地良く整えられるか。それは、一生にわたって考え続けなければならない、人としての課題のように思えます。
「自分のことを自分で考え、自分で整える」ことは楽しい。初めての「自分だけの領域」である勉強机の整理整頓を通して、そのことをぜひ、教えてあげられたらと思います。
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