家庭学習の習慣づけは、学年前半の今の時期がチャンス 今のうちにやるべきこととは(低学年)

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新学年がスタートしてやる気満々だったお子さまも、GWが過ぎ、5月も後半になるとややトーンダウンしているかもしれません。でも、家庭学習の習慣づけに取り組むなら、この春の時期の過ごしかたがとても大切なのです。
この期間にご家庭で、どんなことを、どんなふうに取り組んでおいたらよいかについてお伝えしたいと思います。

この記事のポイント

家庭学習の習慣付けを。1日5分からスタート!

家庭学習が毎日の習慣となっていないようなら、この時期がチャンスです。「どのくらいやるか」「いつやるか」をお子さまと話し合って決めてみましょう。
「どのくらい」については、ごくごく短い時間設定から始めるのがコツです。習慣として身に付くには「継続」が必須。毎日でも苦にならないよう、5分、10分でいいと思います。
「いつやるか」については、「朝食前の5分間」「おやつの後の10分間」など、「毎日必ずすること」との組み合わせで決めると、思い出しやすく長続きします。
最初の何日間かをがんばれば、思ったより早く習慣となるはずです。そうなれば、お子さまのやる気に伴って、机に向かう時間は次第に伸びていくことと思います。

親子で家庭内ルールの再確認

毎日の過ごしかたについて、ご家庭でのルールを親子で今一度確認してみましょう。

きちんと守れているルールがあれば、しっかりほめてあげるのがよいと思います。反対に、なかなか守れないルールについては、どうしてなのか理由を聞いてみましょう。場合によってはルールの見直しが必要になるかもしれません。あるいは、そのルールがなぜ大事なのかを改めて伝える機会にもなると思います。

親子で一緒に家庭のルールを確認することで、お互いのもやもやが解消され、すっきりした気持ちのもとに新たな一年を始めることができるのではないでしょうか。

新しい役割を話し合いで決める

低学年の子どもたちは「お手伝い」が大好き。ご家庭でも、お子さまの役割を新しく増やしてみましょう。

何をしたいか、何ができるか、お子さまの意見を取り入れて決めるのがよいと思います。想定外の答えが返ってきて、意外な一面を発見できるかもしれません。自ら「やってみたい」と感じることなら、なおさら楽しんで始めてもらえるでしょう。
緊張しながらも新しい役割に取り組み、たくさんの「気付き」を得ることは、お子さまの可能性を広げることにもつながると思います。

まとめ & 実践 TIPS

新たな何かに取り組み始めるときに、お子さまの意見を聞きながら進めていけるのは、おうちならではのことだと思います。自分が行うことに対して自分の考えを持つ。低学年からこのような意識を少しずつ身に付けていくことで「自分で考える力」を育てることができます。
ご家庭での取り組みを通して、お子さまのそんな意識をさりげなく後押ししてみてはいかがでしょうか。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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