正しい英語じゃなくてもOK? ”ゆるい”心がけが英語好きな小学生を育てる!

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うちの子、英語が好きじゃないのかも……。そんな小学生は、もしかしたら保護者の言動などからミスを恐れている可能性があります。小学生のうちは、正しい英語よりも、英語に親しみを持ち楽しむことが大切。恐怖心は一番の大敵です。
そのためには、ミスを大目に見るくらいのゆるい心がけを持ちましょう。見逃してOKなミスや子どもと英語を楽しむ方法を紹介します。

この記事のポイント

減点主義にならないで! 恐れずたくさんミスをすることが英語上達の近道

英語の上達が早い小学生は、真面目に英語を勉強している子というよりも、英語を楽しんでいる子が多いもの。失敗を恐れず、楽しくたくさんアウトプットするのが上達の近道です。そのため、正しい英語を話そうと頭で考えすぎるより、間違いはあるかもしれないけど言葉にしてみるというマインドセットが重要になります。
だからこそ、保護者が減点主義に陥ってしまうのはNG! 小学生は、まだまだ英語学習ビギナーなのですから、文法や語彙、発音など色々と間違えることはあって当然です。それを、ここが違う、あそこが違うと細々指摘されてばかりだとどう感じてしまうでしょうか? 「間違えてはいけない」と子どもも萎縮して、英語を話すことが楽しくなくなってしまうかもしれません。そうなってしまっては、本末転倒ですよね。
恐怖心は英語上達を目指すうえで一番の阻害要因になり得ます。保護者は、正しさを追求するあまり、減点主義に陥るのでなく、言えたこと、伝えられたこと、挑戦できたことを加点主義で褒めるという姿勢を忘れないようにしましょう。

大目にみてOKな小学生の英語の間違いとは?

小学生のうちは、とにかく英語への抵抗感をなくし、楽しむことが目的のため、ミスは大目にみるくらいのゆるい心がけが大切です。文法や発音、語彙といった体系的な英語学習は中学から始まるため、「間違った英語が身についてしまったらどうしよう……」との心配は無用です。

お子さまが赤ちゃんのころのことを思い出してみてください。文法間違いや言い間違いを繰り返しながら、いつの間にか言葉を話せるようになっていたはず。英語でも同じことです。そのときの温かく見守る眼差しを思い出しましょう。

・時制
・三人称単数の現在形のs
・能動隊・受動態など

上記のような文法上のミスはそこまで目くじらたてなくてもOK。「よく言えたね!」のあとに、「hasなら完璧だったよ!」といったフォローをしておけば問題ありません。

親子で挑戦! 英語を楽しむためのアイデア

小学生の子どもに対して、保護者ができる一番の英語学習サポートは、一緒に楽しむことです。1人で楽しむには限界がありますが、保護者と一緒ならより興味を持って取り組めるでしょう。たとえば、次のような方法など参考にしてみてください。

・子どもの好きな日本のアニメや映画の英語吹き替えを見る
YouTubeで「作品名 English」などで検索してみるといいでしょう。

・スポーツ選手や政治家、歌手のインタビュー動画を題材に聞き取れた単語を挙げてみる
ネイティブの英語はもちろん、錦織圭選手やBTSなどネイティブスピーカーではない人の英語を題材にするのも興味を引くでしょう。

・英語の曲を聞こえるままに歌ってみたうえで、歌詞を見る
歌詞にカタカナをふるのではなく、聞こえるままに歌ってみることが英語の耳を作るコツです。

まとめ & 実践 TIPS

小学生の英語学習では、いかに英語への恐怖心をなくし、楽しめるかがポイントです。そのためには、保護者のマインドも重要な役割を果たします。正しい英語を身に付けてもらおうと、ミスを指摘したり、正したりしすぎるのは逆効果。アウトプットできたチャレンジを認めるようにしましょう。また、家庭で一緒に英語を楽しむ時間を持つことも効果的。ミスをすればするほど上達していくと考えて、ゆるい心がけでお子さまが英語好きになるよう心がけましょう。

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