かけ算九九、間違いやすいのは○の段! カードゲームで遊びながら楽しく覚えよう!【おうちで知育工作】

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2年生で覚える「かけ算九九」。
2の段や3の段は覚えていても、7の段や8の段は、間違いやすいと言われています。
あやふやな部分はそのままにせず「どの段のどの計算で間違いが多いのか」を突きとめて修正しておくことが大切です。
今回は、日々の暮らしや遊びの中で思ったこと・感じたことを工作などで表現している工作アーティストの吉田麻理子さんに「かけ算九九」を、楽しく覚えられるカードゲームの作り方を紹介していただきます。

この記事のポイント

息子に九九をランダムに聞くと「あれ…?なんだっけ…?」

昨年九九を習った息子、宿題でも何度も九九を練習し「1×1=1・1×2=2…」と順番に唱えれば間違えずに言えるようになったのですが、「8×7は?」「6×9は?」とランダムに聞かれると、「あれ…?なんだっけ…?」とわからなくなってしまうこともありました。

そんな時に思いついたのが、このカードゲームです。いろいろな九九にランダムで答えていくので、遊びながら楽しく、九九を定着させることができますよ。

用意するもの

・材料

色画用紙 4色をそれぞれ1枚ずつ
得点を書くための紙(裏紙等でOK)

・使うもの

定規
はさみ
水性ペン・えんぴつ

作り方

1. 「数字カード」を作ります。2色の色画用紙を切り取り、5×4cmのカードを9枚ずつ作ります。

2. それぞれの色のカードに、1から9までの数字を書きます。裏に透けないように、えんぴつや水性ペンで書きましょう。

3. 「1」で使わなかった色画用紙で、答えがわかった時に取る「わかった!」カードを作ります。5×5cmに色画用紙を切り取り、「わかった!」と書きます。手を挙げている人や、好きなマークを描いて、自由に楽しいカードを作りましょう!

4. 「カード置き場」を作ります。残った色画用紙を、10×15cmに切り取ります。

5. 写真のように5×4cmの四角を2つ描き、間に「×」を描きます。

6. 得点を記入する「得点カード」を用意します。裏紙等にプレイヤーの名前を書きましょう。これで準備OKです!

遊び方

1. 作ったカード類を写真のように配置しましょう。「数字カード」は伏せて、ランダムに置いておきます。プレイヤーは「数字カード」の前に座ります。

2. ゲームスタート!「せーの!」でカードを1枚ずつめくり…

3. 「カード置き場」の、四角の上に置きます。今回の問題は…「8×3」!

4. 最初に「わかった!」カードを取ったプレイヤーが回答権を得ます。答えがわかったら「わかった!」カードを取り、答えを言いましょう!「24!」正解!!ここで間違えてしまったり、答えられなかったら、回答権はもう一方のプレイヤーに移ります。

5. 正解できたら、1ポイントゲット!得点を「得点カード」に記入します。

6. 5点先取した人の勝ちです!どちらが勝つかな!?

まだかけ算を習っていないお子さんと遊ぶときには「カード置き場」の「×」を「+」にすれば、「たし算バトル」も楽しめますよ。

まとめ & 実践 TIPS

「かけ算九九」をしっかりと覚えることは大切ですが、ただ暗記するだけでは、今後の学習に応用できるわけではありません。ぜひ、日々のやりとりの中でも、意識的に九九を使う体験をさせましょう。体験を通して九九のきまりが理解でき、便利さの実感につながります。

参照
算数教育のプロが語る「上手なかけ算九九の学習法」とは
https://benesse.jp/kyouiku/201109/20110922-2.html

暗記するだけではない! 「かけ算九九」の学習で本当に大切なことって?
https://benesse.jp/kyouiku/201410/20141013-11.html

プロフィール


工作アーティスト 吉田麻理子

1985年横浜生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。鎌倉の里山に暮らす。(株)リクルートライフスタイル在籍時の2012 年より工作家として活動を開始。2015年、同社を退職しフリーランスに。日々の暮らしや遊びの中で思ったこと・感じたことを、写真・文章・工作などで表現している。保育士向け情報サイト「ほいくる」・小学館「小学一年生」等で連載を持つ。2児の母。
https://kousakumariko.wixsite.com/home/gallery

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