英語のテストでケアレスミスを減らす!英語特有の考え方「可算名詞」と「不可算名詞」の見分け方

英語学習において、「日本語にはない感覚」は混乱して苦手意識を持ちやすい課題の1つです。今回はその中でもよく話題となる、可算名詞と不可算名詞の見分け方についてお伝えします。意識して見分けることで、英作文や語句補充問題でのケアレスミス減少にもつながります。

この記事のポイント

「可算名詞」「不可算名詞」、その見分け方とは?

まずは、そもそも「可算名詞」「不可算名詞」とは何か、についてお話させてください。
英語は日本語よりも数を意識して表現する言語のため、日本語の感覚とは違った「数えられる」「数えられない」の考え方を持っています。

●可算名詞:「数えられる名詞」。一定の形があり「1つ」「2つ」と数えられるもの。

  • (例)dog「犬」、student「生徒」、pen「ペン」

●不可算名詞:「数えられない名詞」。決まった形がなく、【個数】で数えることはできないとされるもの。

  • (例)water「水」、mathematics「数学」、happiness「幸福」

これらのルールを理解した上で、その見分け方をみていきましょう。
例外はもちろんありますが、「可算名詞」と「不可算名詞」を見分ける基本は【決まった形】があるかどうかです。
例えば、「水」は【決まった形】がなく、人によって想像するものが違います。コップ1杯の水を想像する人もいれば、ペットボトルに入った水、お風呂の水、湖の水を想像する人もいます。
つまり、ある名詞について想像した時、共通の【決まった形】を多くの人が想像できるかどうかが「可算名詞」「不可算名詞」を区別する第一歩です。

間違えやすい「不可算名詞」

では、「不可算名詞」に分類される【決まった形】がないもの、とはどのようなものを指すのでしょうか?
実際に例から考えてみましょう。次の名詞は「可算名詞」、「不可算名詞」どちらでしょうか?

  • sugar「砂糖」
  • money「お金」
  • news「ニュース」 / advice「助言」 / information「情報」

実はこれらは全て「不可算名詞」=「数えられない名詞」です。
意外に感じるものもあるかと思いますので、1つずつ考えてみましょう。

●sugar「砂糖」
→砂糖1粒、角砂糖1つ、砂糖大さじ1、砂糖のパック、など人によって違ったものを想像するため、【決まった形】がないと言えます。

●money「お金」
→1ドル、10円、100ユーロ…のように普段数えているからこそ驚かれるかもしれません。「ドル」「円」「ユーロ」という通貨単位が【決まった形】であれば数えることができます。しかし「お金」という概念そのものに世界共通の【決まった形】はありません。例えば「1お金」とした時(そのような単位はありませんが)、人によって想像する金額の程度はまちまちです。

●news「ニュース」/ advice「助言」 / information「情報」
→これら3つの共通点は、物質として存在していない、という点です。「幸福」が不可算名詞であるように、実際に物質として存在していないものを【個数】で数えない、という考え方をするとわかりやすいかもしれません。

上記で紹介した内容はほんの一例ですし、考え方の特殊なものや例外も多くあるため、名詞の意味や用法を調べる際に可算名詞か不可算名詞かの情報も意識することで、より精度高く判別できるようになります。

「不可算名詞」は本当に「数えられない」のか?

ここまで「可算名詞」=数えられる名詞、「不可算名詞」=数えられない名詞、とお話してきましたが、紹介した不可算名詞の中に「これは数えられるのでは?」と感じたものはありませんか?
たとえば「いいニュースが2つあるよ。」という文に、日本語として違和感を覚えることはありません。不可算名詞は本当に「数えられない」のでしょうか?

実は、「不可算名詞」は「絶対に数えられない」わけではありません。
冒頭にもありましたが、英語において「数えられる」というのは【決まった形】があるということです。つまり発想を逆転させると、「不可算名詞」を【決まった形】に当てはめてあげれば数えられる、ということです。これまでに出てきた「不可算名詞」を例に見ていきましょう。

  • water「水」→ a glass of water「コップ1杯の水」
  • sugar「砂糖」→ a spoonful of sugar「1さじの砂糖」
  • news「ニュース」→ a piece of good news「1つの良いニュース」

このように〈数+【決まった形】+of+不可算名詞〉とすることで、不可算名詞を数えられる状態に変化させることができます。

まとめ & 実践 TIPS

今回は英語的な表現で話題となる「可算名詞」と「不可算名詞」の基本的な見分け方の紹介をしましたが、いろいろルールがあり、奥深さがあります。「可算名詞」「不可算名詞」という文法単元自体は、英語学習の基礎事項として扱われます。しかし、基本的な学習単元であっても少し踏み込んで考えてみると、日本語との感覚の違いに驚かされることが多々あります。
言語学習は他文化圏の考え方に触れられるとても良いきっかけです。「どうしてこう表現するのだろう」と少し立ち止まって考えてみると、思わぬ発見があるかもしれません。

株式会社プランディット 英語課 堀内(ほりうち)
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの英語教材の編集を担当。

プロフィール

株式会社プランディット

1988年創業のベネッセ・グループの編集プロダクションで,教材編集と著作権権利処理の代行を行う。特に教材編集では,幼児向け教材から大学入試教材までの幅広い年齢を対象とした教材・アセスメントの企画・編集を行う。

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