うちの子もやればできる! 勉強ができる子の5つの特徴
「○○さんのお子さんは、いつもテストの点がよくてうらやましい」「○○君は授業中によく手を挙げる発言しているけれど、うちの子もそんなふうになってほしい」…そういうことを思った経験、一度はあるのではないでしょうか。
「勉強ができる子と、うちの子の違いは何なのだろう?」と考えることもあると思います。
しかし、そこには特別大きな差があるわけではありません。今回は、誰でも身につけることができる、「勉強ができる子どもに共通する5つの特徴」をご紹介します!
【特徴1】自分から進んで勉強している
勉強ができる子は、自分から進んで机に向かい、勉強していることが多いです。保護者に強制されていない主体的な勉強にはふたつのメリットがあります。
ひとつ目は、学校から与えられた宿題や課題以外のことも勉強するため、単純に勉強量が増える点です。
ふたつ目は、勉強に対するモチベーションが高いため、学習した内容も身につきやすいことが挙げられます。
お子さまが自分から勉強するようになるために保護者ができることは、勉強を強要しないことと、お子さまがモチベーションアップできる環境をととのえることだと言えるでしょう。「早く済ませちゃった方が、あとが楽だよ」と気づかせてあげて、進んで机に向かったら「すごいね!さすがだね!」とほめて、習慣づけてあげましょう。
【特徴2】予習・復習を中心とした学習習慣が身についている
勉強のできる子は1日数分でも勉強する癖がついていることが多いです。勉強が習慣になると、勉強しない日に落ち着かないほどになると言われています。少しずつでも確実に勉強量が増えるため、その分結果がついてくることが期待できます。
勉強の習慣がついている子が日常的に行っている勉強は、予習と復習です。予習をするとつまずきを未然に防げます。また、授業中に手が挙げられるようになるなど授業を主体的に受けられるようになります。
学校の授業がわかると自信がつき、勉強のモチベーションにもつながるでしょう。復習は学習した内容を定着させるために重要です。計算や漢字のドリル、教科書のワークなどをするといいでしょう。
【特徴3】保護者と一緒に学習する時間がある
勉強している子の中には、保護者との家庭学習時間をうまく活用しているケースが多くあります。「今日はこんなことを学校で習ったんだよ!」などという会話をしながら勉強すれば、勉強の時間が身近で楽しいものになります。
また、学校で習った内容や宿題などでわからないところがあれば保護者と一緒に解決できるため、つまずきも防げます。
お子さまは、まだ勉強の仕方がわからないことも多いもの。保護者はお子さまと一緒に机に向かう時間の中で、予習や復習の仕方など勉強のやり方を教えてあげるとよいでしょう。
【特徴4】基礎的な学力の習得に努力している
基礎的な学力の習得に努力しているお子さまは、学習の土台がしっかりするため、勉強ができる傾向にあります。基礎的な学力に当たるものは、算数ではひと桁の足し算や引き算、九九、国語では読解力などが挙げられます。読解力を伸ばすには、さまざま本を読ませることが効果的です。低学年のうちは保護者が読み聞かせてもいいでしょう。
子どもが自分自身で本を読めるようになったら、「どんなお話だった?」と本について感想を聞いてあげましょう。保護者に話すことで、表現力や要約力の育成にもなります。
算数の基礎計算力については、計算カードを用い、声に出しながら時間を計測して練習する方法が有効です。保護者はタイムキーパーの役割を務め、ゲーム感覚で「新記録だね!」と盛り上げるのも効果的です。
【特徴5】保護者によくほめられている
保護者にほめられると、お子さまは「自分は認められているんだ!」という自己肯定感を抱けるようになります。勉強についてできたことを保護者がしっかりほめてあげれば子どもの自信になり、勉強に対するモチベーションがアップします。高いモチベーションを保って勉強するようになれば結果もついてくるでしょう。
誰でも「勉強ができる子」になれる!
勉強ができる子は何もしなくても勉強ができているわけではなく、実は一人ひとり、こうした勉強法を身につける努力をしています。そして、そのためには保護者のサポートが非常に大切なのです。
今回ご紹介した特徴を踏まえて勉強すれば、どんな子でも自分で進んで勉強し、勉強した内容をしっかり吸収できるようになるでしょう。ぜひ実践してみてください。