勉強が苦手な小学生……親はどんなサポートをすべき? 自宅でできる弱点まとめプリント作成法【PR】

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ほとんどのお子さんに学習における苦手問題や分野があります。小学生が自宅学習で効果的に弱点を克服していくにはどうしたらいいのでしょうか。
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員・小川大介先生に、「子どもの苦手」をどう管理し克服していけばよいか、さらに、お子さんのモチベーションを下げないためのコツを聞きました。

この記事のポイント

小学生の自宅学習は、お子さんと対話しながら学習内容を整理するのがポイント

お子さんが授業での内容を理解し、苦手を積み残さないように、自発的に必要な学びを家庭で進めることができれば、保護者のかたのサポートは必要ありません。しかし、そこまでできる子どもはそういません。

多くのお子さんが、苦手をなんとかしたいと思って勉強に取りかかろうとしても、何をどのように学べばよいかわからず、無駄な時間を過ごしてしまったり意欲を下げてしまったりしています。

そうしたお子さんには、学習の積み残しに合わせて必要な教材を準備し、支援してあげることが必要です。サポートを続けていくと、子どもたちは少しずつ自分の力で学習を進めていくことができるようになります。子どもたち自身が次に何をすればよいかを考えて、主体的に学習できるようになるまで手助けをしてあげられるとよいでしょう。

主体的に学ぶ姿勢を育むために、「次はどうしたらいいと思う?」「いつ見直しをしようか?」などお子さんと対話をしながら学習をサポートしてください。

小学生の苦手・弱点分野の克服支援に、プリンターの機能をフル活用!

保護者のかたが行うお子さんの苦手・弱点克服支援として2つの方法が有効です。

1つめは、苦手な分野のテキストやプリントをプリンターでコピーし、それを切り取ってノートに貼り、お子さんオリジナルの弱点克服ノートを作成することです。市販のテキストと違い、子どもが苦手な分野がまとめられているので効果的な学びが実現できます。

2つめは、間違えた問題をスキャンしてMicrosoft® WordやPowerPoint®に貼り付け、弱点まとめプリントを作成する方法です。これをプリントアウトすれば、即席の確認テストプリントになります。これを蓄積していけば、オリジナルの問題集にもなるでしょう。一見手間に思えますが、一度データを作ってしまえば何度でもプリントアウトして使えます。定着するまで、使用し続けられるメリットがあります。
取り組んだプリントは、「完了フォルダ」に移行していくことで管理できます。弱点フォルダが減っていくのを見える化すれば、お子さんが達成感を持てるでしょう。

小学生が自宅学習に意欲的に取り組むための弱点克服3つのポイント

子どもでも大人でも、苦手なことに取り組むことは簡単なことではありません。お子さんが意欲的に弱点克服をできるように、保護者のかたの工夫が必要です。
そこで、お子さんが前向きに弱点克服に取り組むための3つのポイントをお伝えします。

【ポイント1】子どもに考えさせ、子どもに決めさせる

「あれをやりなさい」「ここがわかっていないから、もっとがんばりなさい」などと言われると、子どもの意欲は下がってしまいます。覚えておいていただきたいのは、あくまで保護者のかたはお子さんのサポートをする立場であるということです。
弱点克服に臨む際にも、「どんなことを勉強したほうがいいと思う?」「復習に必要なのはどのあたりかな?」など、お子さんに投げかけながら弱点克服の学習を進めていきましょう。

【ポイント2】できる問題も必ず交えて、モチベーションを保つ

解けない問題ばかりに取り組もうとすると、お子さんのモチベーションが下がってしまいます。弱点克服の問題に取り組んでいるうちに、学習自体に意欲が下がってしまう危険性があるのです。
そこで、いくつか苦手な問題に取り組めたら、今度は得意な教科や問題に取り組ませてあげましょう。「できる」という手応えが自信につながり、次の学習へのモチベーションとなります。

【ポイント3】効果的な繰り返しと非効率な繰り返しを精査する

学習には繰り返すことで記憶に定着させることも必要ですから、テキストや授業は、らせん状にレベルアップしながら同じ単元を繰り返す、「スパイラル方式」で進められるのが一般的です。わかりやすい例でいうと、中学1年生の履修範囲には小学校で学んだ内容とかぶる部分がかなり入っています。復習が必要な子にとっては有効ですが、すでにお子さんが完全に理解している分野や領域については、繰り返すことでかえって学習効率を下げてしまいます。
そこで、重複分はある程度カットしながら、振り返りが必要なものを残していくという「繰り返し分野の取捨選択」をすることが有効です。苦手だった問題などをスキャンしてデータで残しておけば、保護者のかたの学習の取捨選択のサポートに有効です。

まとめ & 実践 TIPS

勉強に時間を割くならば着実に力をつけていける方法をとりたいですよね。弱点克服への取り組みは、その有効な手段です。プリンター機能を有効に活用しながら、お子さんのモチベーションを高め、効率的・効果的に学習を進めていきましょう。



【お役立ち情報】
小学生の自宅学習において、プリンター機能(プリント・コピー・スキャン)を最大限活用してお子さまの弱点・苦手克服をサポートするためには、どんなプリンターを選ぶと便利なのでしょうか?基本性能に加えて、プリント量が多くなるため、インク代も気になるところです。

エプソンのエコタンク方式のA3カラー複合機PX-M6711FTなら、プリント、コピー、スキャン、機能を搭載。学校のプリントや、学校から持ち帰ってくる作品類に加え、塾のプリント、ノートや問題集なども、A3見開きで簡単にスキャンしたりコピーしたりすることができます。
ADF(自動原稿送り装置)で連続したコピーやスキャンができるため、複数枚のプリントを一気にスキャンするときも快適です。
顔料インクは滲みにくいため、印刷した部分にマーカーを引くことも可能です。大容量のインクタンクが搭載されているエコタンク方式を採用しているので、大量のプリントが可能です。また、圧倒的な低印刷コストなので、インク代を気にせずじゃんじゃんプリントすることができます。
A3サイズが必要ではない場合は、価格を抑えた機種としてお手軽なA4複合機のEW-M630TW/TBもおすすめです。

ご紹介した製品について詳しくはこちら
https://www.epson.jp/products/ecotank/pxm6712ft_m6711ft/
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取材協力:
エプソン販売株式会社
https://www.epson.jp/products/ecotank/

プロフィール


小川大介(おがわ だいすけ)

教育家
見守る子育て研究所 所長
1973年生まれ。京都大学法学部卒業。
学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、コーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。現在は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。
受験学習はもとより、幼児期からの子供の能力の伸ばし方や親子関係の築き方に関するアドバイスに定評があり、各メディアで活躍中。『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書多数。You Tubeチャンネル「見守る子育て研究所」も今夏より開設。

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