ロシア語を学ぶときのコツは?どんなことに気をつけるとよい?

ロシア語に興味が出てきたとき、実際に学習を進めるためには、どのようなことが大切なのでしょうか? 今回は、ロシア語を学ぶコツと、ロシア語を学ぶメリットについて東京ロシア語学院の藻利佳彦さんにお話をうかがいました。


ロシア語は、まず音から学ぼう

 ロシア語を学ぶ場合は、まず音から入っていくのがよいでしょう。挨拶や、身の周りにある物の名前を覚えることから始めてみましょう。
ロシア語のアルファベットは全部で33文字ありますが、そのうち2文字は記号で、文字自体音を表しません。それ以外は基本的には一文字につき一音の発音なので、まずは読み方を覚えましょう。そうすれば、ローマ字のように読むことができます。

 

ロシア語の音と文字を学ぶ際に注意するべき点は二つあります。一つは、日本語にはない音があるということ。そして、もう一つは、ロシア語は、英語で勉強するラテン文字と同じ文字が入っているのですが、英語と発音が違うということです。

 

また、ロシア語はアクセントのある母音を長く発音します。例えば、「本」のことをロシア語で「クニーガ(книга)」といいますが、これは「ニー」の部分にアクセントがあります。「クニーガ」と「ニー」の部分を長くせず、「クニガ」と言ってしまうと、意味が正しく伝わりません。

 

ロシア語はイントネーションだけで、平叙文と疑問文を区別することができます。「これは本です」「これは本ですか?」という2つの文章。どちらも「エータ クニーガ(Это книга)」というまったく同じ言葉並びです。書き言葉であれば平叙文はピリオド、疑問文は疑問符で終わることで区別します。

 

しかし話し言葉の場合、平常文なら「クニーガ」の「ニー」の部分以降を下降調で、疑問文ならば「ニー」の部分を上げるようにそれぞれ発音することで区分します。
このことからも、ロシア語は音というのがとても重要視される言語だということがわかります。

 

 

英語とは違う文化や価値観に触れることができる

 日本人にとって一番なじみやすく、学ぶ機会の多い外国語といえば英語でしょう。実際に触れる機会が多い英語。英語圏の国の文化や価値観は、日本にも浸透し、親しみやすい印象があります。

 

それに対して、ロシアは、アメリカなどとは、違う価値観を持っている国です。ロシア語を勉強して、ロシアの考えや物の見方などを知ることで、欧米諸国とは異なる価値観を学ぶことができます。

 

またロシアは文学で、トルストイやドフトエフスキー、音楽ではチャイコフスキーやショスタコーヴィチなど、優れた人たちが多い国です。芸術や文化がとても豊かな国の言葉を学ぶことで、それらの重厚な文化により親しむことができるという魅力もあります。

 

 

日本とロシアの交流が活発になる可能性も

 日本とロシアは実は隣国です。そして、現在、ロシアの人たちの間でも、日本文化全般、とくに日本料理や、日本のアニメなどに対する関心が非常に高まっています。

 

まだ平和条約などの交流の基盤は確立されていませんが、これから先、文化交流やスポーツ交流がさかんになったり、日本の企業がロシアに進出したりと、日本とロシアの交流が活発になっていく可能性はとても高いといえます。それだけに、今から先取りをしてロシア語を学んでおくと、将来、就職などでとても役に立つはずです。

 

ロシア語の資格はいくつかありますが、主なものとしては、ロシア語能力検定委員会が行っている「ロシア語能力検定試験」と、ロシア連邦教育科学省が開催している検定試験「ТРКИ」があります。

 

「ТРКИ」は、ロシアに留学するときに持っていれば留学判定の有効な資格になります。
「ロシア語能力検定試験」は、自分のロシア語学習の到達度を知るのに役に立つ資格です。こちらは1級から4級まであります。2級以上を取得できれば、ロシア関連の仕事につける可能性はかなり高くなるでしょう。

 

ロシア語を通して、ロシアの人々の考え方や独特の感性に触れることで、アメリカなどの欧米諸国とは一味違う面白い世界に出会うことができるはずです。

 

 

取材協力:東京ロシア語学院

 

 

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