60日間の休みに宿題ゼロ!?カナダの夢のような夏休み

子どもたちが心待ちにする夏休み。でも、保護者のかたは、新学期までにお子さまが計画的に宿題をすべて終わらせられるかどうか、気が気でないですね。夏期講習へ参加するなど、中学の受験準備に集中するお子さまもいるでしょう。日本では夏休みといっても手放しで喜べない、勉強で忙しい子どもたちが多いようですが、カナダでは少し違った夏休みを過ごすようです。カナダ在住のライターがレポートします。


たっぷり遊ぶぞ!と気合いが入る子どもたち

 毎年6月30日に終業のベルが鳴ると、カナダの学校では先生も子どもたちもいっせいに大喜び。その瞬間、待ちに待った長い夏休みが始まります。子どもたちの勉強スイッチは完全にオフ。なぜなら、この後に続く丸2カ月間という長い休みは、宿題がまったく出ないからです。

 

これは、カナダの新学年が9月始まりのせいもあるのでしょうか。学年の途中に夏休みが入る日本と違い、カナダでは、たとえ宿題をしても提出する時には学年も担任もクラスも、すべてが変わってしまいます。はっきりした真相はわかりませんが、夏休みといえば必ず宿題の出る私たち日本人からすると、夢のような話ですね。

 

 

夏休みの子ども向けイベントにはこと欠かない社会

 一方、カナダの親たちは、夏休みを喜んでばかりもいられません。60日間も家にいる子どもたちをどう忙しく過ごさせるか。いろいろと知恵を絞り、情報を集めます。たとえば、子ども向けのロッククライミング教室、陶芸教室など、市が開催する教室は比較的手ごろな料金で参加することができます。

 

また、この時期は市内に点在する公共図書館でも頻繁に子ども向けイベントを開催しているので、自由に参加することができます。美術館や博物館、史跡などでも子どもの入場料が割り引かれ、イベントがたくさん行われるので、参加する子どもたちも多いようです。

 

個人や企業でもサマーキャンプやマウンテンバイク教室、カヤック教室など、アウトドア関連の教室をあちこちでスタートさせるので、夏休みの子ども向けイベントは、親に時間と予算があれば、探すのにそれほど困ることはありません。

 

 

低予算で一生心に残る豊かな体験を

 夏の間、さまざまな子ども向けイベントがあるとはいえ、予算は抑えられるなら抑えたほうがいいし、できれば子どもが小学生のうちに家族の思い出をたくさんつくっておきたいのはカナダも同じ。ハイキングコースや設備のそろったキャンプ場が豊富なうえ、働いている親が夏休みを取りやすい社会環境なので、毎年キャンプに出かける家族も多いようです。

 

受験戦争のないカナダでは、子どもの頃から夏休みは遊び倒すもの。親と一緒に自然の中で五感を使って体験するさまざまな出来事をとおして、子どもたちは好奇心を刺激されたり、思いがけず何かを発見したりするのでしょう。日本でも、夏休みは勉強のことばかりを気にせず、親子で楽しく過ごす時間も大切にしたいですね。

 

 

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