定期テスト前の2週間はこう使う!

「早めにテスト対策を始めましょう」。先生やおうちの人がよく言う言葉です。でも、授業も部活もあって忙しいなか、何からはじめればいいのかわからないうちに、時間がたってしまう…。そんな人たちにオススメしたいのが、今回紹介する、定期テスト前2週間の時間の使い方です。


2週間を「前半」「後半」に分けて考えよう

 多くの中学校では、テスト範囲が発表されたり、部活動が休みになったりするのは、テストの1週間?数日前ではないでしょうか。でも、そこからテスト対策をはじめたのでは、時間が足りなくなりがち。じっくり対策をとるために、この期間より前から忙しいなかでどれだけ準備ができるかが、テストの結果を左右します。ここでは、テスト前の2週間を、「前半1週間」と「後半1週間」に分けて、時間の使い方を考えてみましょう。

 

 

【前半1週間】できないところを見つけておく

 授業の宿題や予習・復習、部活もあって、テスト対策だけに力を入れるのは難しいのが、前半1週間。あれもやろう、これもやろうと欲張りすぎると、計画倒れになってしまいます。ここは、後半1週間にやるべきことを見つけるための期間にしましょう。

 

(1)テスト範囲を書き出そう

まずは、今回のテストでどれだけの範囲の対策をすればいいのか、全体をつかむことが大切。各科目のテスト範囲を書き出してみましょう。範囲が発表されていなくても、前回の定期テスト範囲の次の単元から、今習っている単元までを書いておけば、大きなズレはないはずです。

 

(2)「どこができないのか」を確認しよう

書き出したテスト範囲について、教科書やノートを見直したり、いくつか問題を解いたりして、理解が足りなさそうなところに印をつけてみてください。ここでの目的は、後半1週間に備えて、自分の弱点を見つけておくこと。じっくり復習したり、全部の問題を解いたりする必要はありません。ざっとでもいいので、全範囲を振り返ることが大切です。

 

 

【後半1週間】見つけた弱点に力を入れる

 部活が休みになり、時間に余裕ができるテスト直前の1週間は演習にあてます。前半1週間で見つけた弱点を中心に取り組むことによって、効率の良いテスト対策ができます。

 

(1)力を入れる部分を決めよう

限られた時間を有効に使うためのコツは、できるところは軽く済ませて、できないところに力を入れることです。前半1週間に行った見直しで印をつけた部分を中心に、これからの1週間の勉強の予定表を作ってみましょう。発表されたテスト範囲が予想していた範囲よりも広かったときは、その部分の内容を理解できているかどうかを確認し、力を入れるべきかどうか判断します。

 

(2)問題演習で、弱点を克服!

問題演習をするときは頭の中だけで解くのではなく、解答をきちんと紙に書くこと。「わかったつもりでできていない」という失敗を防げます。また、間違っていた問題は、なぜ間違えたのかを理解しておきましょう。さらに余裕があれば、時間を決めて問題を解くと、より実戦的なテスト対策ができます。

 

 

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