なわとびステップアップ上達法 【STEP-4】二重とび
子どもから大人まで、多くの人に親しまれているなわとびですが、苦手なお子さまも多いのではないでしょうか。なわとびはリズム感や瞬発力、持久力など、スポーツにおける基礎的な能力が身に付く、理想的な運動です。あやとびや交差とび、二重とびなど、中には難しい技もありますが、ちょっとしたコツを覚えることで、すぐに跳べるようになるでしょう。教えてくれるのは「究極のスーパーなわとび」と呼ばれる「ダブルダッチ」の元世界チャンピオンで、なわとびの指導や普及活動を行っている、小野健太コーチです。
<なわとびステップアップ上達法(動画)>
二重とびはなわが回りやすくなるよう、高く跳ぶのがコツ
<なわとびステップアップ上達法 【STEP-4】理想的な二重とびとありがちな悪い例(動画)>
すばやくなわを回して跳ぶ二重とびは、子どもたちのあこがれの跳び方です。一見難しそうに見えますが、跳び方は、前回しとびとそれほど変わりません。腕を大きく回すのではなく、ひじから手首までを使い、小さな円を描くように縄を回して、真っすぐ上に高く跳ぶことがポイントです。
跳んだあとしゃがんでしまうと、続けて跳べなくなってしまいますので、気を付けましょう。
連続して二重とび
<なわとびステップアップ上達法 【STEP-4】連続して二重とび(動画)>
連続で二重とびを跳んでみましょう。ジャンプの瞬間や着地の時、しゃがみ込むような姿勢になると、続けて跳ぶことができません。体を真っすぐにして手首を中心に回せば、楽になわが回ってくれます。
連続して二重とびをする時は「1、2、3」のリズムで始め、そのあと大きく、大きくジャンプします。なわを回すタイミングも、ジャンプと同じ「タタン、タタン、タタン」というリズムです。腕が広がらないように、脇はしっかり閉じましょう。地面を蹴って高く跳び、前まわしとびの時より長く空中にいるようにすることが、二重とびのポイントです。この時、素早くなわを回せば、びっくりするくらい簡単に跳べるようになるでしょう。
基礎練習を組み合わせることで、華麗なパフォーマンスもきっとできるようになります。いろいろな技を楽しめて、運動能力が鍛えられるなわとび。ご紹介したものの他にもさまざまな跳びかたがありますが、すべて基本は同じです。あせらずひとつずつ練習して、ゆっくりステップアップしていきましょう。
★フィニッシュの技 (4)
動画では各練習の最後に、かっこいいフィニッシュの決め方をご紹介しています。今回は、回転するなわを、ひざに引っかけてストップさせる「ひざロック」です。