計算問題を解くのが遅くて時間がかかる…原因別アドバイス

「どうしてうちの子は計算に時間がかかるのかしら…。このままで大丈夫かしら…。」などと不安に思っていらっしゃる保護者のかたは、結構多いのではないでしょうか。
計算に時間がかかることには原因があります。その原因を解消すれば、きっと計算のスピードアップにつながるはずです。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

原因1 練習量が足りていない

学校の宿題にはなんとか取り組んでいるものの、それ以外の計算練習をほとんどやっていないお子さまは、このタイプの可能性があります。

計算が遅いいちばんの原因には、練習不足が考えられます。

計算は「慣れ」です。たくさん問題をやっているうちに、数字に慣れていき、自然と似たような法則を見つけ出して要領よくできるようになることが多いのです。「計算ドリル」や「100マス計算」などで、数をこなしていくのも一つの方法です。短い時間でよいので、毎日続けることが大切です。

また、紙の上での計算練習と並行して、「日常生活の中での計算」もお勧めします。例えば、買い物に一緒に行って、お子さまのおやつを買うときなどです。お子さまは、自分の好きなものを買うのですから、きっと積極的に計算するはずです。「合計いくらになるか」「おつりはいくらになるか」など、暗算の訓練にもなります。体験を伴った計算は、理解を深めます。お子さまの好きなものや好きなことに関連づけると、より効果的です。

原因2 くり上がり・くり下がり・九九などの基礎的な計算が定着していない

お子さまのテストの答案を確認してみて、くり上がりやくり下がりの部分でミスが目立っていたり、九九を覚えていれば正解できる計算の答えを間違ったりしているようであれば、このタイプの可能性があります。

計算に時間がかかるということは、その計算過程でのくり上がり・くり下がりがスムーズにできていない、九九がスラスラ出てこないなどの原因も考えられます。

くり上がり・くり下がりがスムーズにできていない場合は、「10にする計算」に慣れる必要があります。一円玉(おもちゃでよいです)や飴など身近にある「もの」を使って、「1と9」「2と8」「3と7」というように、10にする計算をくり返しすることをおすすめします。

また、九九は「逆さ九九」を唱えたり、クイズみたいにランダムに九九の問題を出して、ぱっと答えが出るようになるまで練習するとよいでしょう。

原因3 「時間」を意識していない

保護者のかたが学校のテストの答案などを見たとき、お子さまが時間切れで最後まで解けていない状況で、後から残りの問題に取り組ませてみると正解できるような場合は、このタイプの可能性があります。

「計算自体はできるのだけど時間がかかる」「丁寧に書きすぎるあまり時間がかかる」などの場合は、計算に集中できていなかったり、「時間」を意識していないことが考えられます。

きちんと丁寧に書いて計算することは、とても重要なことなので、その良さは大切にしつつ、「今日は、速く計算することを目標にしようね。」などと、時には「速さ」を目標にして取り組むとよいでしょう。
「何分で何問する」と決めて、タイマーやストップウォッチなどで時間を計ったり、1分で何問解けるかおうちのかたと競争するなどすると、集中力を高め、「時間」を意識することにつながります。

まとめ & 実践 TIPS

計算は、速くできるに越したことはありません。でも、「速さ」にとらわれすぎて焦ってしまい、ミスをしてしまっては元も子もありません。まずは、正確に計算できたことをたくさんほめてあげてください。そして、いちばん大切なのは「計算が楽しい!」と思えることではないでしょうか。基本的な計算が楽しくできることが、これから習うもっと複雑な計算の力の元になると思います。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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