【地球少年に聞く1】昆虫4万匹と暮らす慶大生を育んだ環境、両親の教育方針とは

近頃ネットで「昆虫4万匹と暮らし、昆虫食の研究や自然と触れ合う啓蒙活動をしている」「昆虫を生で食べる」と話題を集めている、1994年生まれの慶應大学生・篠原祐太氏。そのほかにも、学生支援関連事業に携わった経験をもつなどアクティブに活動している。「勉強を極めよう」と思い立ち、全国模試で1位になったこともあるという、今注目すべき大学生・篠原氏に、ご両親の教育や育った環境についてお話を伺いました。


いくらでも緑があるから、虫もいる。自分で遊びをつくっていった環境

 昆虫はもう気が付いたら好きでした。物心ついたころから自然好きで、小さいころから変わっていないどころか今の方が好きなくらい。東京都の高尾山の近くに住んでいて、家を出て徒歩5秒で森に入れるような環境で暮らしてきました。ですから虫も取り放題。いくらでも緑があるから、虫もいるのです。そういう環境で育ったというのは僕にとって非常に大きいと思います。渋谷とか六本木で育っていたらこうはならないですよね。

 

 小学校時代を振り返ってみても、みんなで森を駆け巡ったり、鬼ごっこをしたりとか、川を泳いで遊んでいたことを思い出します。もちろんテレビゲームなども人並みにしていましたが、それよりも自然の中で遊んでいるときのほうが好きでした。みんなで遊びを作り出していく過程もすごく好きで、公園にボール1個だけあるときに、普通にサッカーをするのではなく新しい遊びを工夫したりして。そういった経験は今もいきていると思います。

 

 

今があるのは98%両親のおかげ。何でも「やればいい」。「失敗してもそこから学べる」

 今の僕があるのは、それはもう98%くらい両親のおかげだと思っています。生まれつき持った性格もあるでしょうが、成長過程でたくさんの影響を受けたと思います。両親は僕の興味あることや、やりたいことは、何でも「やればいい」と認めてくれました。やりたいと言ったことに対して「やめなさい」と言われたことは一度もありません。もちろん、ただ一点だけ、法律を犯したりといった悪いことさえしなければ、という条件はあります。でも、それ以外は「何をやってもお前の自由だし、失敗してもそこから学べることもあるだろうし、好きなら続ければいいし、そこに対しては親として支援する」というスタンスで育ててもらいました。そうした教育方針がなければ、僕が昆虫を追い求めるということもなかったと思います。

 

 

海外旅行のときは素直に「家族っていいな」と。近くにいてくれる安心感はとても大きい

 それと両親は旅行好きで、家族みんなで国内外問わずいろんな場所に旅行に行きました。行った場所としてはやっぱり海外が思い出深いですね。エジプトや、ヨーロッパのスペイン、イタリア…。ふだん家にいると家族全員が揃うことってそんなにないですし、「家族みんないて幸せだな」と思う瞬間はたいしてありませんが、海外旅行のときは素直に「家族っていいな」と思えましたね。高校生で海外に行くと一人になったらどうしようとか不安だったりするじゃないですか。でもそういうときに家族が近くにいてくれる安心感というのはとても大きいですね。とにかく家族には感謝しています。

 

 

プロフィール



1994年地球生まれ。慶應大学在学中。 現在は、4万匹の生物と自宅で同棲中。昆虫食や自然の魅力を伝える活動を続ける。
http://yshinoearth.com/

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