子どもが病気の時の食事 9割が「消化のよいもの」 家庭ならではの独自メニューも
アンケート期間:2015/1/7~2015/1/13 回答者数:396名
アンケート対象:年少~高校生のお子さまをお持ちの保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある
寒い季節になると、風邪やインフルエンザなど、病気になる子どもも多いことでしょう。早く元気になるためには、暖かくして十分に睡眠をとり、体を休めると共に、きちんと食事をとって栄養を付けることも大事。
今回は、そんな病気の時の食事について伺いました。
病気の時の食事 「消化のよいもの」が一番 食べやすさも重要
子どもが病気でぐったりしていると、食事にもいろいろと気を使うもの。どのような点に気を付けているのか伺うと、「消化のよいもの」がダントツで1位となりました。実際にどのようなものを食べさせているか集計したところ、うどんやおかゆ、雑炊といった食べやすく、消化によい料理が上位を占める結果となりました。
【図1 病気の時の食事(自宅療養可能な範囲)で気を付けているのは、どのようなことですか?(複数回答)】
アンケートでも「うどんはツルツルとしてのどごしがよく、食べるのにも疲れないので、病気の時は特に楽なようです」といった声が見られました。消化がよい料理は食べやすくもあり、体力のない病気の時にはうってつけ、となっているようです。
【図2 お子さまが病気(自宅療養可能な範囲)の時、どのようなものを食べさせますか?(複数回答)】
食欲がなくとも何か食べてほしい…… 「ひと工夫」メニューも
いろいろと気を使って料理を作っても、病気で弱っている子どもはあまり食べたがらないことが多いのではないでしょうか。実際、病気の時の食事で困っていることを伺うと、「食欲がない」が7割以上を占める結果となっています。
【図3 病気の時の食事(自宅療養可能な範囲)で困っていることは、どのようなことですか?(複数回答)】
そんな時は、とにかく何か食べて少しでも体力を付けられるよう、「子どもが食べたいもの」を与えたくなるもの。子どもはどのようなものを欲しがることが多いのか伺うと、「アイス」「プリン」「ゼリー」といった冷たい菓子類を挙げる声が多くありました。熱っぽくなることが多い病気の時には、子どもも冷たいものを食べたがるケースが多いようです。
しかし、子どもの状況によっては、あまり冷たいものを与えないほうがよいこともあるでしょう。そんな時はちょっとひと工夫。普段とちょっと違う、各ご家庭ならではのオリジナルメニューで子どもの食欲をかきたてよう、と腕をふるう保護者のかたもいるようです。アンケートでは、以下のようなメニューが見受けられました。
「しらすをつぶしたり卵を溶いて入れた梅おかゆ。普段は食べないので特別な感じがするそうです」
「野菜とショートパスタ入りスープ。たっぷりの野菜と炭水化物が一緒に食べられて、身体が温まるので」「ニンニク、バター入りスープ。香りがいいので食欲がわくようです」
おいしいものを食べると、それだけでも元気が出てくるもの。消化のよさや食べやすさももちろん重要ですが、そこにちょっとひと手間、お子さまが興味を持つ、食欲をかきたてられるような工夫をしてみるのもよいのではないでしょうか。