[調査]中・高校生の7割が「もっと勉強しておけばよかった」と後悔
なんと、中学生の7割、高校生の約8割が「今までにもっときちんと勉強しておけばよかった」と後悔しています。一方で、「勉強しようという気持ちがわかない」「上手な勉強の仕方がわからない」という勉強に関する悩みが中学生になると大きくなっていきます。
小学生の4割は「上手な勉強の仕方がわからない」
前回に引き続き、Benesse教育研究開発センターが2004年11月から12月に実施した「子ども生活実態基本調査」の結果から、勉強に関する項目についてご紹介します。「今までにもっときちんと勉強しておけばよかった」と小学生(4年生〜6年生)でも47.8%が思っています。中学生では73.9%、高校生になると79.5%とほぼ8割にまで達します。後悔しているのなら、いますぐにでも勉強を始めればいいじゃないかと思いますが、実際に勉強に向かうことはそんなに簡単ではありません。
「親に言われなくても自分から勉強する」は、小学生で48.6%、中学生で44.0%、高校生で57.0%です。高校生になると少しは高くなりますが、それでも6割には達しません。
なぜ、親に言われる前に自分から勉強できないのでしょうか。次に紹介するものは、その理由としてのスコアではありませんが、参考にはなると思います。
「勉強しようという気持ちがわかない」は、小学生で36.2%、中学生で56.3%、高校生で59.6%。「どうしてこんなことを勉強しなければいけないのかと思う」は、小学生で31.9%、中学生で56.1%、高校生で57.6%。「上手な勉強の仕方がわからない」は、小学生で38.9%、中学生で72.1%、高校生で75.7%。いずれも中学生になると勉強に関する悩みのスコアが一気に高くなっていて、学ぶ目的を見出せない中学生の姿がそこにあります。
中学生の5割は「受験を目標にして勉強」
それでは、小学生と中学生の違いについて見てみましょう。例えば、「受験を目標にして勉強する」は、小学生で24.3%、中学生は51.4%、高校生は45.8%。中学生になると「受験」が勉強の強い動機になっていることがわかります。また、小学生には尋ねていないのですが、「定期テストはしっかり準備をしてのぞむ」は、中学生で61.0%、高校生は47.8%となっています。中学生になると、「受験」だけでなく「定期テスト」への意識も高いことがうかがえます。
しかし、前述のように「勉強する気持ちがわかない」、「勉強の意義がわからない」、さらには「上手な勉強法もわからない」という悩みを中学生はあわせて抱えているのです。
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