勉強、ゲーム、どのくらい? 小学生の勉強時間と放課後の過ごし方

 子どもが家庭で過ごす平日の放課後。「ゲームで遊んでばかり」「見ていないと勉強しない」「宿題をやるのがせいぜいだけど大丈夫?」など、気がかりもあるようです。小学生の放課後の様子を、データから探ってみました。


勉強、ゲーム、どのくらい? 小学生の勉強時間と放課後の過ごし方

小学生の家での勉強時間は1時間前後

 勉強、ゲーム、外遊びなど、小学生は放課後の時間をどのように過ごしているのでしょう?まず勉強時間について見てみると、小学生の放課後の勉強時間の平均は、67分という調査結果(※1)。その内、宿題にかかっている時間は39分です。

各学年での平均は、1年生で56分、6年生では76分となっています。学校から帰ってからは、宿題にかかる30〜40分を含めおおむね1時間前後勉強しているのが、小学生の平均的な姿のようです。



外遊びやスポーツの時間は減っています

 一方、放課後にテレビやDVDを見る時間は、小学校高学年で平均95〜100分、テレビゲームや携帯ゲーム機で遊ぶ時間は40分程度となっています(※2)。一日平均2時間20分前後を、テレビやゲームに費やしていることになります。

 

携帯電話やスマートフォンを使う時間がぐっと増加しているのも、最近の傾向。小学校6年生では、この5年間で平均5分から12分に増え、中学3年生になると50分以上、高校1年生は2時間近くしようしているというデータがあります(※2)。反対に外で遊んだりスポーツをしたりする時間は約40分で、以前より減少傾向にあります。



勉強時間は長ければいいわけではありません

 小学生の場合、勉強時間は長ければ長いほど効果があるかといえば、そういうわけでもありません。小学生が集中できる時間は、一般的に10〜20分といわれています。無理に長い時間勉強させても、すぐに気が散ってしまったり、ダラダラ机に向かっているだけで学習が進まなかったり、勉強がイヤになってしまったりなどの問題が出てくることもあります。

 


宿題+20分の学習を続けていくのがおすすめ

 小学生にちょうどよい学習時間の目安は、宿題+それ以外の学習を20分、というもの。小学生が無理なく集中できる20分の学習なら、「やれそうだ」という子どものやる気が高まり、実際に最後までやりきることで達成感が生まれ、「明日もやるぞ!」という意欲につながります。そのくり返しが、学力を支える学習習慣の土台をつくるのです。

 

毎日の生活の中で、外遊びやスポーツなどもたっぷり体験しながら、効率よく学習時間をつくれるとよいですね。

 

※1ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2013」より。

※2ベネッセ教育総合研究所「放課後の生活時間調査2013」より。

 

 


「コツコツ」学習習慣をつける勉強法は?

http://benesse.jp/contents/gakushu-jikan/s/index.html

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