山内あゆさん(TBSアナウンサー)が語る【前編】「親子の絆を深めるために大切にしていること」

TBSアナウンサーとして仕事をしながら、3人の男の子の子育てをしている山内あゆさん。お子さまとの絆を深めるために、忙しいなかでも短時間で家事を済ますなどさまざまな工夫をされているそうです。親と子のつながりを深めるために大切にしていることについて、お話を伺いました。



家事は優先順位をつけて片付ける

我が家には、10歳・4歳・1歳の3人の男の子がいるので、料理・洗濯だけでも相当な仕事量になります。ですから家事をする際は、「欠かせないもの」から優先順位をつけて、一つずつ片付けていくようにしています。たとえば、食事の用意は毎日絶対に欠かせませんが、掃除はしなくても生死には関わりませんよね(笑)。毎日完璧を求めると疲れてしまいますから、「掃除は休みの日にまとめてがんばろう」と割り切るようにしています。最近は、家電にも助けられています。食器洗い乾燥機と浴室乾燥機が設置されている家に引っ越したのですがとても便利で、もう手放せませんね。特に食器洗い乾燥機を利用したら片付けの時間が短縮されただけでなく、子どもと触れあう時間を増やすことができて良かったです。



子どもにしっかり愛情表現をする

母親になって今年で10年。家事のスキルは、だいぶ上がったと思います。たとえば、物干しざおに干しきれるぴったりの量を見極めて洗濯物を洗うことができたり、料理を3品同時に作れるようになったり。そんな小さなことですが、うまく家事が進んでいると達成感を得られますよね。「どうすれば効率よく家事ができて、家族みんながハッピーになれるか」と、日々工夫しながら家事を楽しむようにしています。
この10年でわたしがもうひとつ成長したと思うのは、子どもたちにきちんと愛情表現をできるようになったことです。長男が生まれたばかりのころは、まだわたしも若かったので戸惑いや不安のほうが大きく、どんなふうに子どもに愛情を伝えたら良いかわかりませんでした。でも、今は「おいで、わたしの宝物たち」「大好きだよ」というせりふが臆面もなく言えるようになりました。長男はもう10歳なので、口では「ばっかみたい」と言いますが、でも嬉しそうですね。きちんと言葉にして言ってあげると子どもも安心するし、親子の絆がより深まるなと感じています。



子どもと共通の趣味を持って楽しもう!

子どもたちが大好きな長新太さんの絵本『キャベツくん』『キャベツくんのにちようび』(ともに文研出版)。我が家の大定番です!

一日のなかで大切にしているのは、親子で一緒に過ごす時間です。長男が生まれたときから、寝る前に絵本の読み聞かせをしてあげています。わたしもリラックスできる幸せな時間です。
読書以外にも親子の時間として、男の子ならキャッチボールやサッカーなどスポーツを一緒にできれば良いのかもしれませんが、わたしはスポーツが苦手で……。ところが、長男が小学2年生のとき「ママ、将棋しよう」と言ってきてくれました。話を聞いてみると、長男が放課後通っている「学童保育で習った」と言います。しかし、わたしは将棋のルールも知らないので、最初のうちはオセロで妥協してもらっていました。それでも長男は「将棋、将棋」とリクエストするので、しぶしぶ羽生善治先生の入門書を読み始めたら、とてもおもしろかったのです! そんなわたしに影響されて主人や次男も将棋を学び始め、家族共通の良い趣味ができました。また、将棋が趣味だった義父も、孫たちと将棋ができて大喜びです。子どもたちが大きくなっても一緒に楽しめたら良いなと思っています。

次回は、山内アナウンサーの子育てと仕事の両立についてお伺いします。

プロフィール


山内あゆさん

TBSアナウンサー。現在の担当番組は、「Nスタ」(月~水/16:53~19:00)、「はなまるマーケット」(金/8:30~9:55)。

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