7割は子どもの友達が家に来ることを歓迎。 でも……
アンケート期間 2009/03/04 回答者数:1,336人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー高校生以下の保護者
子どもにとって友達の家で遊ぶのは、知らない世界を垣間見るドキドキ感があり、外で遊ぶのとはまた違った面白さがあるものです。今回のアンケートでも、行き来する子どもを多くの保護者が歓迎していることがわかりました。ただし、子どものマナーなど不安や不満もあるようです。我が子とその友達の家の行き来に関する保護者の本音をご紹介します。
アンケート対象:全国の本サイトメンバー高校生以下の保護者
※百分比(%)は小数第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある
子どもにとって友達の家で遊ぶのは、知らない世界を垣間見るドキドキ感があり、外で遊ぶのとはまた違った面白さがあるものです。今回のアンケートでも、行き来する子どもを多くの保護者が歓迎していることがわかりました。ただし、子どものマナーなど不安や不満もあるようです。我が子とその友達の家の行き来に関する保護者の本音をご紹介します。
子どもの友達が自宅に来ることを歓迎する保護者は7割以上!
最初に、子どもが友達を自宅に呼ぶことについて、保護者がどう思っているのかを伺いました。
【図1 あなたはお宅にお子さまの友達を呼ぶことについて、どう思いますか?】
「子どもが自宅に友達を呼ぶのはよいことだと思う」という保護者は、全体の72.9%。大半の保護者が子どもの友達を歓迎していることがわかります。その理由として、「子どもがどんな友達とどんなふうに遊んでいるのかを、近い距離から見ることができるので」「子どもが積極的に自分の部屋を片付けたりして、わくわくしながら友達を待っている姿を見ると、親としてもうれしくなります」「自宅での遊びは、親である私も、子どもの友達と仲良くなるよい機会だと思うから」などの声が寄せられました。
それに対して、子どもが自宅に友達を呼ぶことに反対する保護者も、8.2%いました。理由としては「親の私が自宅で仕事をしているため」「共働きなので自宅に大人がおらず、そういうところで子どもを遊ばせたくありません」など、家庭の事情が多いようです。
65%の保護者が、子どもが友達の家に行くのを歓迎!
では保護者は、逆に、子どもが友達の家へ遊びに行くことをどう思っているのでしょうか。
【図2 あなたのお子さまが、お友達のお宅にお邪魔することについて、どう思いますか?】
「子どもが友達の家へ遊びに行くのはよいことだと思う」という保護者は65.7%でした。「お互いに行き来することで親交が深まるから」「自宅とは違う家庭の様子を見るのも、子どもの勉強になると思います」「よその家に行った時の行儀はどういうものかを、学ぶことができると思うため」などの意見が理由として集まりました。
一方、子どもが友達の家へ遊びに行くのに反対する保護者は、9.5%。なぜそう思うかについては、「友達の家で、失礼なことや迷惑なことをしないかが心配なので」という、相手の家庭を気遣う意見が大半でした。
また、子どもが友達を自宅に呼ぶのにも、友達の家へ遊びに行くのにも反対する保護者からは、反対する理由として「室内での遊びがテレビゲームなどに限られてしまっているのが気がかりです」「子どもには家の中ではなく、外でもっとたくさん遊んでほしい」などの声が上がりました。
約86%の保護者が、友達の家へ遊びに行く子どもにおやつを持たせている!
続いて、子どもが友達の家に遊びに行く場合、おやつを持たせるかどうかを伺いました。
【図3 あなたは、お子さまがお友達のお宅にお邪魔する時に、おやつを持たせますか?】
最も多かったのは、「だいたいは持たせている」という保護者で、全体の31.2%。「毎回持たせている」「たまには持たせている」という保護者が、それぞれ29.9%と24.8%で続きました。頻度の違いはあっても、85.9%の保護者が、友達の家を訪ねる子どもに何らかのおやつを持たせていることになります。
子どもに何を持たせているかでは、「クッキー」や「スナック菓子」「せんべい」「キャンデー」などを挙げる保護者が多く、持たせる量は1箱(1袋)程度でした。子どもたちが皆で分け合って食べやすいお菓子を、食べやすい分だけ持たせているようです。中には「手づくりのパンやお菓子を持たせています」という保護者もいました。
子どもにおやつを持たせる理由は、「子どもの友達がうちに来る時も持って来てくれるので」「子どもがお邪魔しているのに、おやつまで相手の家庭に負担させるのは申し訳ないと思います」など。「おやつを子どもに持たせるのは、親同士の『お願いします』というあいさつみたいなものです」という意見もありました。子ども同士が友達である家庭の間では「お互い様」という意識が共有されているのではないでしょうか。
しかし、子ども同士が親しい関係であってもマナーは必要。「子どもが出かける前に、友達の家の人に会ったら必ずあいさつをしなさいと注意しています」「相手の家のルールを守り、勝手なことはしないように言っています」「相手の家庭の迷惑にならないように、家に行く約束は、当日ではなく、必ず前日までにさせています」などの声が、多くの保護者から寄せられました。おやつを持参させる以外にも、いろいろと気を付けている保護者が多いことがわかりますね。