保護者は学校や先生を信頼している
お気に入りに登録
次に、学校・クラスからの情報や、学校・クラスとのコミュニケーションの機会の内容と量について、保護者がどの程度満足しているのかを、伺いました。
【図3 お子さまの学校から保護者全体に対して発信される情報や提供されているコミュニケーションの量や内容について、あなたはどのように感じていますか? 近いものをお選びください】

【図4 先生(クラス担任や部活顧問など)から保護者全体に対して発信される情報や提供されているコミュニケーションの量や内容について、あなたはどのように感じていますか? 近いものをお選びください】

学校・先生からの情報やコミュニケーションの機会について、約7割の保護者が「満足できる内容や量である」と答えました。満足する理由として、「ホームページが充実していて、プリントの情報を補っているから」「毎月の行事予定をもらうので、おおまかな事情は把握できているから」「授業参観が多く、学校での子どもの様子がわかりやすい」などの声が寄せられました。
先生からの情報については、学級通信についての回答が多数でした。「学級通信が毎号丁寧に書かれていて、クラスの状況がよくわかる」など、学級通信の内容を評価する声はもちろん、「ほぼ毎日学級通信が出るので、子どもの様子がとてもよくわかる」「月に2回は学級通信が出るので、クラスの今の雰囲気がわかる」といった学級通信が出される頻度についての回答も。学級通信の内容が詳しかったり、発行頻度が高かったりすれば、それだけ保護者が具体的に子どもの学校生活を把握することができ、満足度に結びつくのでしょう。Benesse教育研究開発センターが朝日新聞社と共同で行った調査結果からも、保護者のかたが子どもの様子や教育方針を積極的に伝えてほしいと考えている、ということがわかります。
一方、学校・先生からの「情報やコミュニケーションの内容と量について不満がある」という保護者は、それぞれ約3割弱でした。
理由は、「学校からのプリントの文章がわかりにくいから」「学級通信がなく、クラスと保護者とのコミュニケーション不足を感じるから」「個人面談でしか担任の先生と踏み込んだ話をする機会がないから」などです。
【図3 お子さまの学校から保護者全体に対して発信される情報や提供されているコミュニケーションの量や内容について、あなたはどのように感じていますか? 近いものをお選びください】

【図4 先生(クラス担任や部活顧問など)から保護者全体に対して発信される情報や提供されているコミュニケーションの量や内容について、あなたはどのように感じていますか? 近いものをお選びください】

学校・先生からの情報やコミュニケーションの機会について、約7割の保護者が「満足できる内容や量である」と答えました。満足する理由として、「ホームページが充実していて、プリントの情報を補っているから」「毎月の行事予定をもらうので、おおまかな事情は把握できているから」「授業参観が多く、学校での子どもの様子がわかりやすい」などの声が寄せられました。
先生からの情報については、学級通信についての回答が多数でした。「学級通信が毎号丁寧に書かれていて、クラスの状況がよくわかる」など、学級通信の内容を評価する声はもちろん、「ほぼ毎日学級通信が出るので、子どもの様子がとてもよくわかる」「月に2回は学級通信が出るので、クラスの今の雰囲気がわかる」といった学級通信が出される頻度についての回答も。学級通信の内容が詳しかったり、発行頻度が高かったりすれば、それだけ保護者が具体的に子どもの学校生活を把握することができ、満足度に結びつくのでしょう。Benesse教育研究開発センターが朝日新聞社と共同で行った調査結果からも、保護者のかたが子どもの様子や教育方針を積極的に伝えてほしいと考えている、ということがわかります。
一方、学校・先生からの「情報やコミュニケーションの内容と量について不満がある」という保護者は、それぞれ約3割弱でした。
理由は、「学校からのプリントの文章がわかりにくいから」「学級通信がなく、クラスと保護者とのコミュニケーション不足を感じるから」「個人面談でしか担任の先生と踏み込んだ話をする機会がないから」などです。
保護者は、学校や先生に対して「言い過ぎないように」気を付けている!
さて、ここまでは学校・先生からの発信についておもに見てきましたが、逆に保護者からの学校・先生への発信についてはどうなのでしょうか?
保護者のかたが意見を学校や先生に伝えたり、学校や先生と相談したりする際に、どのようなことに気を付けているのかきいてみました。
【図5 学校や、先生に相談をしたり意見を伝えたりするとしたら、あなたはどのようなことに気を付けようと思いますか。あてはまるものすべてを選んでください】

最も数が多かったのは、「学校や先生に対して言いすぎることのないようにすること」でした。しかし、「言い残しがないようにすること」に注意している保護者も多く、いかにうまくそのバランスをとるのかが、難しいようです。あがっている声としては、「クレーマーと思われないようにしたい」「モンスターペアレントと呼ばれる人たちと、そうでない人との境がどこにあるのか、自分では正しいと思ってもそうでないかもしれないと思い、先生に話をする時にためらってしまうので、境界線を知りたい。」「細かいことをいちいち相談するのもどうかと思うし、相談するべきことかどうかを決める線引きが難しい。」というものが代表的でした。
どのように相談をするにしても半数弱の保護者のかたが「子どもの了解をとる」ようにしている点にも注目です。これは、当事者である子ども自身の気持ちを尊重する意味で重要なことですし、子どもどうしの関係についての相談の場合は、細心の注意を払う点でしょう。
みんなが読んでる!おすすめ記事
- 学校の「テスト」はそもそも何のため……? -渡辺敦司-
- 保護者は学校や先生を信頼している
- 算数「立体」[中学受験]
- 数学の定期テスト対策で、成績上位者の70%は「演習」を行い、成績下位者の44%は「暗記と見直し」を行っている
- シリーズ 未来の学校 第6回 | 鳥取県智頭町の教育イノベーション、地域と共生する保護者がつくる「森のようちえん」[2/7]
- 親野先生に聞いた!学校生活が落ち着いてくる5月こそ子どもの様子に注目を!GW〜休み明けの親のかかわり
- 中高一貫校生の通塾率は、成績や学年に関わらずほぼ40%と一定
- シリーズ 未来の学校 第6回 | 鳥取県智頭町の教育イノベーション、地域と共生する保護者がつくる「森のようちえん」[1/7]
- 毎日コツコツ学習できる習慣を付けるには