数学の定期テスト対策で、成績上位者の70%は「演習」を行い、成績下位者の44%は「暗記と見直し」を行っている

演習量の多さが数学の成績に直結!?

このグラフは、中学1年生の冬時点で数学の「定期テスト対策用にどんな勉強をしているか」を成績層別に比較したものです。データを見ると、成績上位者の70%は教科書の章末問題に取り組んだり、問題集でいろいろな問題を解いていることがわかります。一方成績下位者の44%は、演習よりもノートの見直しや公式の暗記に重点を置いた対策をしていることが読みとれます。そしてこの傾向、実は中3の終わりまでずっと変わらないのです。

数学のテスト対策は、演習を大切にしましょう

数学が苦手なお子さまは特に演習を敬遠する傾向が強いようです。しかし数学は、定理や公式をいくら覚えても、問題が解けないと得点につながらない、という科目特性があります。そこでオススメしたいのが、以下3つの演習方法です。
(1)ノートにある一度解いた問題を解き直す。
(2)教科書の例題を解き直す。
(3)教科書の章末問題を解き直す。

数学のテスト対策で重要なのは、教科書やノートをただ「見て」終わりにせず、自分の力で「解く」トレーニングを積むことです。数学の苦手意識が強いお子さまほど、(1)や(2)で「見る」ではなく「解く」ことを重視してみましょう。解き直す中で一つ解法が身につけば、同じパターンの問題が解けるようになるはずです。また、教科書の章末問題を解くところに、定期テスト対策のゴールを据えるよう、お子さまに声をかけてみてもいいかもしれませんね。

【中1生のお子さまには】

初めての数学のテストに向けて、数学の対策として章末問題や問題集で演習量を確保することが成績アップにつながることをお伝えください。

【中2・3生のお子さまには】

数学が得意なお子さまには問題集でさまざまな問題を解くことをお勧めください。
数学が苦手なお子さまには、教科書の章末問題をゴールに演習量を増やすことをお勧めください。

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