入学後の習い事は複数にするべき? 小学校低学年での習い事の傾向
- 教育
来年小学校に入学するお子さまがいらっしゃる保護者のかたの中には、入学準備を始めるこの時期、入学後の習い事をどうするべきか、お悩みのかたもいらっしゃるようです。新しい習い事を始めるべきか、今までの習い事とかけもちできるのか…。入学を機に習い事を見直したいとお考えなら、今からゆっくり検討するのがおすすめです。今回は小学校低学年での習い事の傾向をチェックしながら考えてみましょう。
小学校低学年の45%以上が習い事をかけもち
ベネッセのアンケートでは、習い事が1つのお子さまは16.7%、2つは19.1%、3つ以上は26.4%、何もしないが37.7%という結果でした。45%以上のお子さまが習い事をかけもちしていることになります (※) 。習い事が3つ以上のご家庭では「田舎で友達が少なく、遊べないから」「好きなものが見つかる可能性を広げたいから」といった意見がありました。反対に習い事が1つか2つのご家庭では「共働きで土日しか送り迎えしてあげられない」という声も。
(※)調査地域:全国
調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間:2023年2月27日~2023年3月5日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数:1571名
小学校低学年の習い事で多い組み合わせは「通信教育」+「スポーツ系(サッカー、野球、水泳等)」
では、小学生で習い事をかけもちしている場合、多い組み合わせはどんなものなのでしょうか。
ベネッセでは、習い事を「スポーツ系(サッカー、野球、水泳等)」「芸術系(ダンス、バレエ、ピアノ、絵画等)」「教室学習系(そろばん、習字、英会話、プログラミング等)」「通信教育」の4つのカテゴリーに分け、どのように組み合わせているのか調査しています。
小学校低学年では「通信教育」+「スポーツ系」の組み合わせがいちばん多く20.2%を占めます (※) 。家庭でできる教材とプールやサッカーといったスポーツ系の習い事をかけもちするお子さまが多いようです。高学年になると中学校・高校の受験に備え、さらに学習塾をかけもちするお子さまも増えます。スポーツと勉強の両立を望む保護者のかたの気持ちがうかがえますね。
(※)調査地域:全国
調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間:2023年2月27日~2023年3月5日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数:1571名
習い事のかけもちには通信教育などの教材も活用
習い事選びでいちばん大切なのはお子さまの「やりたい!」という気持ちです。また教室までの距離や費用の面など、無理のない範囲かどうかも考えるべきポイント。さらに、入学後の習い事はどうしようかとお考えなら、生活のリズムが変わるという点にも気をつけなければいけません。
低学年のうちに毎日机に向かう習慣をつけることは、勉強が難しくなる高学年、中学校と進むうえで大切になる「こつこつと勉強を続ける習慣や計画を立てて学習する力」を養うといわれています。
その点、家庭でできる通信教育などの教材は、勉強を毎日少しずつ楽しく続けられるように工夫されていますから、小学校低学年で学習習慣を身につけるためにはぴったりの習い事です。プールなどのスポーツ系の習い事、ピアノなどの芸術系の習い事とも無理なくかけもちできるのもうれしいポイントですね。
小学校入学までに、ゆっくりと検討してお子さまが楽しく続けられる習い事を見つけましょう。
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