これって言ってもいいの?よその子どもに注意する時に気をつけたいこと

  • 育児・子育て

子どもの友達、親戚の子ども、公園でたまたま会った子ども……。我が子ではない子どもにちょっと困った行動が見られた時は、声をかけてよいのか悩みますよね。危険が伴う場合は、スルーするわけにもいきません。よその子どもを注意したい時は、どうしたらよいのでしょうか。

この記事のポイント

よその子を注意するのは難しい……

よその子どもを、自信を持って注意できる人は少ないでしょう。いくら子育てをしていたとしても、我が子とよその子どもは違います。子どもの性格、特性、相手の親の子育てに対する考え……その違いを考えると、同じように声をかけてもうまくいかない可能性があるからです。それどころか、「余計なことをしないで」と相手の親に文句を言われるかもしれません。

でも、スルーできない場面もあるはず。どこはスルーして、どこは注意してよいのか。具体的に紹介していきます。

注意するのは「危険なこと」と「譲れないこと」に絞る

気にし始めたらキリがありませんが、あれこれ口を出されれば相手の親も嫌な気分になるはず。ですから、注意することは次の2点に絞りましょう。

・危険なことはその場ですぐに!理由もきちんと伝えて

命の危険がある時、ケガをしそうな時は、後先考えずに注意するべきです。道に飛び出しそうだった、すべり台の上で友達を押していた、はさみを振り回していた、などがそれにあたるでしょう。もしかすると、相手の親は「口を出さないで」と怒ってくるかもしれません。でも、子どもたちの命を守れたのであれば、それで良しとしましょう。

ただし、注意する時はきちんと理由を伝えるのが大事。「車にひかれるよ」「落ちたら頭をぶつけるから危ないよ」という感じで、なぜ注意したのかを説明してあげてください。相手の親にもきちんと話をすれば、理解してくれるはずです。

・「これだけはイヤ」ということは叱るのではなく説明する

保護者のかたがどうしても譲れないということもあるでしょう。その場合は、叱るのではなくきちんと説明してあげてください。特に家で遊ぶ時。家の中には、入られたら困る部屋、触られたら困るものなどが必ずあるはずです。我が子も含めて、「ここはお仕事の部屋だから入らないでね」「これは大事なものだから触らないよ」としっかり説明してあげるとよいでしょう。

もちろん、あらかじめしまっておいたり、鍵をかけておいたりすることも大事。遊びに来てすぐに、「遊ぶのはリビングと子ども部屋だけだよ」と約束をしておくのもよいでしょう。

よその子育てには口を出さない!出すなら「イイこと」に

一つだけ気をつけてほしいことがあります。それは、「よその子どもの行動を注意しても、よその子育てには口を出さない」ということ。よその子どもを見ていて、気になることはたくさんあると思います。でも、その家庭で良しとしているのであれば、それは放っておきましょう。自分だって、子育てに口を出されたらあまり良い気持ちはしないはずですから。もし何か相談された時は、アドバイスをしてあげてOKです。

ただ、良いことはどんどん口を出してください。「元気があっていいよね」「挨拶できてカッコいい」「靴を揃えられるなんてえらいね」など、その子どもや親をほめてあげる感じ。これなら、いくらでも言われたいですよね。

まとめ & 実践 TIPS

よその子どもを注意するのは、正直難しいです。その子どもや親との関係性にもよります。ただ、危険なことをしている時は声をかけてあげてほしいです。ちょっと勇気がいりますが、あなたの行動で子どもを守ることができるかもしれません。

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

  • 育児・子育て

子育て・教育Q&A