小学3年生からはじまる「理科」「社会」。子どもの興味をわかせるには身近なところから

1、2年生で「生活科」として学習していた内容は、3年生から「理科」「社会」の2つの教科としてスタートします。その際に好き・嫌いに分かれがちな「理科」「社会」。興味をもって取り組めるようにするためには、家庭でどのようにサポートしていけばよいのでしょうか。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

「自然」にたくさん触れる『理科』

子供は、元来、好奇心旺盛です。お子さまが幼い頃、おうちのかたが返答に困るほど、「なぜ?」「どうして?」と聞かれた経験があるのではないでしょうか。理科の入り口が、その好奇心の延長線上にあるといいですね。
植物を育てる、昆虫などの生き物に触れる、天体観測など、自然と触れ合う体験をたくさんすると、自然に親しむ心や興味が育ちます。子どもは、自分が興味をもったことを積極的に知りたがります。
この「知りたい」という気持ちがとても重要です。自分の中で湧いた疑問を、自分の目で見たり、触ったりして確かめたり、図鑑で調べたりすることで、知性や感性も養われていきます。それが、やがて、理科の学力を向上させることにもつながっていくのではないでしょうか。

子どもの生活の身近なものと結びつける『社会』

3年生の社会では、自分たちの住む身近な地域について学習します。そして、4年生になると、学習内容が「都道府県」に広がります。
「社会の勉強」となると難しく感じてしまいそうですが、「自分と関係があることについて考える」という視点に立てば、興味が湧くのではないでしょうか。
たとえば、よく行くスーパーや公園などにも、普段は意識していない隠れた秘密があります。「どうして、果物・野菜売り場は、入り口にあるかわかる?」「どうして、ここに公園があるかわかる?」などと問いかけると、子どもに「考えさせる」ことができ、身近な地域に関心をもつきっかけになるのではないでしょうか。
また、地図そのものには興味がなさそうでも、都道府県名には、興味をもちやすいと思います。日本地図で、自分や祖父母、親戚が住んでいるところなどを、ぜひ教えてあげてください。白地図を用意して、行ったことのある県に色を塗るのも楽しいかもしれませんね。外出するときなどにも、地図でどんな県や町を通るかなどを確認する習慣をつけると、自然に地図と結びつきやすくなります。

テレビ・本・新聞を活用する

最近は、理科や社会に関係するテレビ番組は多数ありますね。テレビは、家族で共有しやすいですし、勉強と違って、「覚えよう」と強く意識しなくても、内容が頭の片隅に残るものです。その記憶が、さまざまな場面で「聞いたことがある!」という経験につながると、それが、突破口になって興味が広がっていくこともあります。
また、本や新聞は親が促すというより、できればお子さまが自ら手に取るという形が望ましいので、目につきやすいリビングなどにさりげなく置いておくのもよいでしょう。
おうちのかた自身が興味をもって読んでいれば、子どもも自然に手に取って読むようになります。特に、学習漫画は、ストーリーもおもしろいので気軽に読めるのではないでしょうか。
楽しくページをめくっているうちに、知識も増え、「もっと知りたい」という気持ちも生まれてくるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

理科・社会は「興味・関心」から始まる教科です。自分の生活や遊びの中で楽しく取り組めることが、子どもの興味を掻き立て、学習への探究心を育みます。机の上の勉強だけではなく、実物をみたり、実体験を重ねることで、本物の知識を身につけていくことができます。
おうちのかたも教科書にざっと目を通して、どんなことを学習しているのかを知っておくとよいと思います。親子で、楽しく観察したり、テレビや図鑑を見たりしながら、一緒に考え、好奇心を広げていくことも、今だからこそできる「楽しみ」のひとつになるはずです。そして、それが、お子さまの学習意欲にもつながっていくのではないでしょうか。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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