幼児の公園遊びは自由が一番!公園遊びで育つ力と保護者の関わり方のコツ

幼児期は、公園で遊ぶことも多いですよね。ただ、小学生と違ってまだまだ目が離せない時期。どんなことをして遊んだらよいのか、何ならできるのか、悩むかたもいるかもしれません。そこで今回は、公園遊びで育つ力と、遊び方のコツをご紹介します。

この記事のポイント

公園はいろんな力が育つ素晴らしい場所

まずは、公園遊びをすることで伸びる力を紹介します。

身体的な能力

公園は体を動かして遊ぶことが多い場所。遊具を使えば、普段の動きでは使わない力を使うこともできます。「バランス感覚」「筋力」「柔軟性」「協応動作(複数の体のパーツを統一感を持って同時に動かすこと)」「空間認知力」など、遊具によって育つ力もさまざま。

たとえばすべり台なら、バランス感覚や筋力。ブランコなら、足と腕と腰の協応動作も経験できます。ジャングルジムなら、空間認知力も育つでしょう。遊具を使わず、鬼ごっこやボール遊びをするだけでもいろんな力が育まれていきます。

想像力

そこにないものをイメージする力も身につきます。たとえば砂場。作ったものを、食べ物や山に見立てて遊ぶことが多いですよね。これだけで、子どもの想像力は育まれていきます。砂場遊びが好きなら、無理に遊具に誘わずにじっくり遊ばせてあげてもよいですね。

砂場以外でも、想像力を使う場面はたくさんあります。遊具を家やお店に見立てたり、草花を使っておままごとをしたり……。子どもたちが見ている世界を想像してみると、保護者のかたも楽しくなりそうですね。

コミュニケーション能力

公園は、いろんな子どもたちが集まる場所。ときには、知らない子どもと気が合って一緒に遊ぶこともあるでしょう。物を貸し借りしたり、ルールを決めてゲームをしたり、おままごとをしたり……。遊びながら自然とコミュニケーション能力が育っていきます。

もちろんケンカをすることもありますが、それも経験の一つ。どうやって解決していけばよいか学ぶチャンスと捉えるとよいですね。

知的好奇心

公園では、いろんな生き物に出会ったり、草花を見つけたりすることができます。水や砂に触れることもあるでしょう。そうすると、「これは何?」「どうしてこうなるの?」と興味を抱くこともあるはず。じーっと観察していたり、何かを試していたりするときは、ぜひ見守ってあげてください。

また、外なのでさまざまな自然現象にも出会います。雨、日差し、雪、風、影……。大人から見ると当たり前のことに、疑問を抱くこともあるでしょう。一緒に考えたり調べたりしながら、子どもの知的好奇心を育ててあげたいですね。

公園遊びは「自由」に!保護者の関わり方のコツ

公園では、自由に遊ぶことを心がけましょう。いろんな力が育つと思うとつい「やらせよう」としてしまいますが、それはNG。公園は楽しむために行くところです。楽しむことで、結果的に力が育っていきます。自由に遊ぶために保護者のかたはどう関わっていけばよいか、具体的に見てみましょう。

子どもがやりたいことをやらせてあげて

一番良いのは、子どもがやりたいと思う遊びをやらせてあげること。「せっかく公園に来たから遊具で遊べばいいのに」「いろんな遊びをしてほしい」という、保護者のかたの希望もあるでしょう。ただ、保護者のかたがやらせたいことを強制すると、公園が楽しくないところになってしまう可能性も……。これでは意味がないですよね。

すべり台しかやらない子どももいれば、砂場でしか遊ばない子どももいます。逆に、次々と違う遊具で遊ぶ子どももいます。保護者のかたは飽きてしまったり疲れてしまったりするかもしれませんが、公園では子どもの気持ちを優先してあげましょう。順番やルールを守れば、どんな遊びをしても自由です。

「危ない」「汚れる」も経験させてあげて

子どもが小さいと、「危ないからダメ」と使う遊具を制限することがあるでしょう。しかしこれだと、いつまでも経験ができません。「サポートがあればできる」のであれば、どんどん経験させてあげましょう。

実際にやってみることで、「ここはゆっくり」「捕まらないと落ちる」ということを体で覚えます。繰り返すうちに少しずつ気を付けられるようになり、危ないことを回避する力が付いてくるはずです。もちろん、年齢によって明らかに難しい遊具もあります。どの遊具まで経験させてあげるかは、お子さまの成長に合わせて見極めてみてください

また、「汚れるからダメ」と止められると思い切り遊べません。公園は屋外。水遊びや砂遊びをしなくても、転んだり座り込んだりして汚れる可能性はあります。保護者のかたも気にしなくて済むように、汚れてもOKな服装で遊べるとよいですね。着替えを持って遊びにいくのもよいでしょう。もちろん、買い物の途中など事情があるときは別。その場合は、汚れたら困る理由をきちんと伝えて遊ぶとよいでしょう。

「見守るだけ」も「一緒に遊ぶ」も大事!

せっかく公園に来たのですから、保護者のかたも体を動かしましょう。「いろんな遊具を経験させてあげたい」「体を動かしてほしい」と思っているのであれば、言葉で伝えるのではなく行動で伝えた方が効果的。保護者のかたが楽しむことで、子どももやってみたいという気持ちになるかもしれません。「一緒に鬼ごっこ」「いろんな遊具を探検」など、保護者のかたが率先して遊んでみましょう。ただし、無理強いはNGです。

また、何もしない方がよいこともあります。それは、子どもが何かに夢中になっているときです。この場合は、違う遊びに誘ったり、無理に会話をしようとしたりしなくてもOK。放っておいた方が集中できる可能性があるからです。もちろん、「見て!」と言ってきたときはしっかり話をしてあげましょう。あとは、危険がないようにだけ注意して、そっと見守ってあげてください。

公園遊びをさらに楽しくするおすすめの方法

自由に遊ばせていると、付き合う大人は飽きてきてしまうこともありますよね。ただ、いろいろ経験させてあげくても無理に誘うわけにはいかない……。そんなときは、こんな方法を試してみるとよいですよ。

違う公園に行ってみる

いつも同じ公園ばかりで遊んでいるなら、場所を変えてみましょう。違う公園に行くと、見たことのない遊具があったり、珍しい植物があったり、初めて会う人がいたりします。新しい刺激があれば、普段と違う遊びをしたくなるかもしれません。いつもと違ったタイプの公園を選ぶのがおすすめです。

時間を変えてみる

同じ公園でも、遊ぶ時間帯を変えるだけで変化があります。いつもと違う人がいたり、いつもはいない生き物がいたり、影の向きが違っていたり……。そんな小さな変化も、子どもにとっては新しい刺激です。いつも午前中に遊んでいるなら夕方に、夕方に行っているなら朝やお昼に。お弁当を持って行っても楽しそうですね。

道具を持っていってみる

普段手ぶらで遊びに行っているなら、何か1つ道具をプラスしてみましょう。砂遊びグッズ、ボール、縄跳びなどがあれば、普段の遊びがグレードアップします。また、ビニール袋やペットボトルを持っていけば、草花や木の実を集めることも可能。図鑑を持っていって気になることを調べたり、虫かごを持っていって生き物を捕まえたりするのも楽しそうですね。ただし、公園のルールはきちんと確認して。OKな道具を使って、遊びを広げてみましょう。

まとめ & 実践 TIPS

いろんな力が育つ公園遊び。ただ、あくまで「遊び」であり、習い事ではありません。何かをやらせようとしたり、鍛えようとしたりしなくて大丈夫。好きなことだけ思い切りやる方が、結果的に子どもの成長につながります。

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