コロナ禍の年末年始 子どもへのクリスマスプレゼントやお年玉、どうする?

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12月になり、子どもへのクリスマスプレゼントを何にするか考え始めている時期でしょう。その中で、保護者のかたから「ゲームなどを贈ると、際限なく遊んでしまうのではないか」などの不安の声を耳にします。こうした不安がある場合にはどうしたらよいのでしょう。クリスマスプレゼントやお年玉の使い方などについて、保護者に向けた家庭教育講座を開講し、「かおりメソッド」の提唱者である岩田かおりさんにアドバイスを伺いました。

この記事のポイント

クリスマスプレゼントはコロナ禍の今楽しめるものを

12月になり、今年の子どもへのクリスマスプレゼントは何にしたらよいかしらと考えているご家庭も増えてきたでしょう。例えば、ゲームなどは際限なく打ち込んでしまうと思う場合には、贈るのに躊躇してしまうこともあるでしょう。

ちなみに私は、「誕生日は子どもの好きなものを買うけれど、クリスマスはサンタさんのさじ加減次第なので、要望が通ることもあるけれど、通らないこともあるよ」と子どもたちに伝えていました。中学生以降になったらゲームやスマートフォンなどを使いすぎてしまうというのも、自身の学びにつながります。しかし、小学生のうちはまだ保護者が権限を持っておく方がよいでしょう。

コロナ禍のこの時期のプレゼントとしては、家の前で遊べるようなキックボードなどの遊具は運動不足解消になってよいかもしれません。また、休みの間、家の中で家族で遊べる玩具もよいでしょう。

お年玉の使い方はご家庭の方針に合わせてOK

お年玉について、どのように使ったらよいかを悩むご家庭は思いの外多いものです。私は、子どもがもらったものなので、子どものものとしていました。

しかし、子どもの好きなように使わせてあげたいと思いながらも、金額によってはそのまま渡しても大丈夫なのか悩ましいですよね。そんな時は、一部は子どもに渡し、残りを貯金にまわすのがよいでしょう。

正直にいって、「これが正解」というものはありません。お子さまの年齢やご家庭の針によって、お年玉の扱いは変えてOK。他の家庭と比べるのではなく、我が家流で検討していけるとよいでしょう。

クリスマスプレゼントやお年玉は親子で話す機会に

クリスマスプレゼントもお年玉も、子どもにとって楽しいイベントです。そうしたワクワクする気持ちを生かして、親子で時間やお金の使い方について話し合う時間に変えてしまってはいかがでしょう。

プレゼントであれば、「これをもらったら、こんなふうに遊べるね」「他に、家族全員で遊べるおもちゃはあるかな?」など子どもに時間の使い方を想像させながらプレゼント選びをします。

また、お年玉も「来年分まで貯めたら、どんなものが買えるかな?」「ほしいものはそれぞれいくらくらいか調べてみよう」などの会話をできれば、楽しみながら金銭的な教育にもつなげられます。

クリスマスやお正月はお子さまと対話する絶好の機会。サンタさんへお願いするプレゼントやお年玉の使い方についてのルールを、ご家庭の状況やお子さまの発達段階、個性に合わせて、話し合っていけるとよいですね。それが、お子さまの学びにもつながっていきます。

まとめ & 実践 TIPS

クリスマスプレゼントは、必ずしも子どもが希望するものをあげなければいけないということはありません。コロナ禍の状況にあわせて、自宅で家族みんなで遊べるおもちゃや家の前で体を動かして遊べるアイテムなどはおすすめです。
また、プレゼントになにをもらうかやお年玉の使い道などは、お子さまと対話するよいきっかけになります。ぜひ、楽しみながら相談をしてみてください。思春期に入る前に、時間やお金について話せる貴重な機会になるはずです。

プロフィール


岩田かおり

株式会社ママプロジェクトJapan 代表取締役
第一子、第二子をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格。幼児教室勤務、そろばん教室の運営を経て、「子どもを勉強好きに育てたい!」の想いから、独自の教育法を開発。「学び体質に育てる」と「親子関係」を大切にし、子育てする家族を応援するガミガミ言わず勉強好きで知的な子どもを育てる作戦『かおりメソッド』を全国へ展開中。(株)リクルートでの企業講座では満足度100%実績あり。PHPすくすく子育て、雑誌VERY掲載、ウェブDomani、ラジオ出演などメディアでも活躍中。3人(1男2女)のママ

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