クリスマスプレゼントより、お年玉のほうが保護者の考えが厳しい!?
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お年玉を渡さない保護者が約4割!
ここからはお年玉について伺っています。最初の質問は、お年玉の金額の目安について。保護者はお子さまにいくら程度お年玉をあげているのでしょうか。
【図5 2010(平成22)年のお年玉の金額の目安はいくらですか?(全体)】
【図6 (横軸)2010年のお年玉の金額の目安はいくらですか?(縦軸)あなたの高校生以下のお子さまのうち、いちばん上のお子さまは以下のどれにあてはまりますか?】
お年玉の金額の予算で最も多かったのは、「子どもにはお年玉を渡さない」という回答。理由としては、「親類からたくさんもらっているため」がダントツでした。中には、「親類からのお年玉が毎年けっこうな金額になるため、お金を持たせすぎるのもよくないと考え、親からはあえて渡しません」という声も。
「子どもにお年玉を渡す」という保護者で最も多かったのは、「5,000円~6,000円未満の金額を渡す」という保護者でした。
子どもに渡すお年玉の金額を、学齢別に見てみましょう(図6)。1学年に占める割合が最も高いのは、未就学児から小2までは「1,000円~2,000円未満」、小3から小6が「2,000円~3,000円未満」、中1から中3が「5,000円~6,000円未満」、そして高校生が「1万円以上」でした。学齢に比例してお年玉の金額が上がっていますが、小6と中1の差、中3と高校生の差が、特に大きいことがわかります。
中学生はお年玉が微増!?
最後に、昨年と比べて、お年玉の金額に変化があったかどうかを伺いました。
【図7 昨年と比べてお年玉の金額に変化はありますか?(全体)】
【図8 (横軸)昨年と比べてお年玉の金額に変化はありますか?(縦軸)あなたの高校生以下のお子さまのうちいちばん上のお子さまは以下のどれにあてはまりますか?】
「1年前と比較して、お年玉の金額は変わらない」が最も多く、全体の約9割に達しています。「毎年金額を決めているから」という理由が多く聞かれました。結果も理由も、クリスマスプレゼントの予算と同様ですね。
ただ、中学1年生について見ると、少し高めにお年玉を渡す保護者が増えていることがわかります。
お年玉やクリスマスプレゼントについての記事はこちらでもご覧になれます。参考にしてくださいね。
(まとめ)
クリスマスのプレゼントに関しては、お子さまの意見を尊重しているご家庭が多く、8割という結果になりました。その理由としては、「プレゼントをする機会がほとんどないので」という意見が多数。お子さまの喜ぶ顔を見るのは、親としてもうれしいものですよね。
一方お年玉に関しては「学年が上がったら、○○円追加」「毎年決まった額をあげている」など、各家庭でさまざまなルールがありました。クリスマスプレゼントとは違い、お年玉は現金。その分、保護者も慎重に考えているようですね。
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