そろそろ年末年始。お年玉やクリスマスプレゼント、どうしますか?
そろそろ12月。クリスマスや年末年始に向けて街の空気が華やぐ季節です。お子さまへのお年玉・クリスマスなどのプレゼントをどうしようか、と検討しているご家庭も多いことでしょう。今回はBenesse教育情報サイトのお年玉・プレゼントについての話題を集めてご紹介します。
※アンケート「自分の子どもに渡したお年玉、ずばりおいくら?」(2008<平成20>年1/1~1/15実施)および「年末年始について」(同年11/12~11/18実施)の結果より
※アンケート「自分の子どもに渡したお年玉、ずばりおいくら?」(2008<平成20>年1/1~1/15実施)および「年末年始について」(同年11/12~11/18実施)の結果より
※百分比(%)は小数第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。
幼稚園のお年玉はお金でなくプレゼント!?
幼稚園児のうちは渡していない、というご家庭も少なくありませんでした。お金の価値や使い方がわからないので、渡す必要がない、というのが主な理由です。ただし、年長くらいになってくると、テレビや本、お友達とのお話で「お年玉」なるものを知る機会が増え、「だんだんわかってきているので、少しあげる」というご家庭が増えるようです。しばらく大きくなってわかるようになるまでは預金しておく、という回答も多くありました。
わかるまではお金は渡さない、という方針のもと、多く見受けられたのが、「お金を与えるのではなくプレゼントを贈る」ご家庭です。お子さまのお気に入りのもの、前から約束していたものなどを渡しています。
- ●本当は全額貯金ですが、年長にもなると少しわかってきているので、1,000円です。
- ●まだお金の価値もわからないので、お年玉はあげないことにしています。よそからもらったお年玉も、全部貯金しています。
- ●まだお金をあげるのは早いと思ったので、代わりにチョコレートを一つあげた。
- ●親戚から頂いたお年玉は、娘の口座に入金し、その旨を娘に伝えましたが、どこまで理解しているのかわかりません。
- ●祖父母から頂くので、今はあげていません。小学校の中学年位になって自分で管理できるような年齢に達したらあげようかと考えています。
- ●現金ではなく、前から「お正月に買ってあげる」と約束していた人形をあげました。金額にして2,000円程度です。
小学生の親からのお年玉は、9割以上が5,000円未満
2008(平成20)年1月の「ずばり渡した金額」の分布からは、5,000円までがほとんど。
【図1 自分の子どもに渡したお年玉、ずばりおいくら?(小学生)】
本サイトで11月に行ったアンケートで「あげるつもり」の金額をきいたところ、小学3年生と4年生の間に少し大きな段差(891円)が見られました。行動半径が広がり、お金を使う場面が増えたりする学年だから、ということが理由なのでしょう。4年生から中一までの平均金額はあまり増えないこともわかりました。しかし、この結果は「お金をわたすのか、贈り物をするのか」にも大きく依っているといえるでしょう。
たとえば、欲しいものをお年玉で買いたい、というお子さまにはそのものをプレゼントする、というご家庭と、お金で渡して一緒に買いに行くというご家庭とに分かれるということです。お金を使う体験に重きを置くか、欲しいものをもらう喜びの瞬間を大切にしたいと考えるか、ご家庭の方針にお年玉の金額は大きく左右されます。
【図2 2009年にお子さまに渡す予定のお年玉、ずばりおいくら?(平均)】
さらに高学年になればなるほど、親戚などから頂くお年玉も増えます。どれだけ高額のお金を渡すか、貯金と使うお金の比率などについて工夫している声が見られました。
- ●事前に親戚同士で確認をし、総額が高くなりすぎないように気を付けている。
- ●2万円を超えたら貯金をする、2万円までは手元で使ってもよい、というルールです。
- ●買ったものはすべて親に報告・見せると約束をしていますが、祖父母からかなり頂くので、少し心配しています。
- ●もらったものはほとんど貯金。お小遣いの3倍(3,000円)は手元に残しています。